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中国のコスパ最強食べるラー油”ラオガンマ”にドはまりした話。

さばいでぃー!

こんにちは、ラオスのラオ子です。日本はゴールデンウィーク10連休だそうですね。誰か来てくれてもよかったんちゃうんか?とプチ憤慨しつつ日々の活動に勤しんでいます、ラオスのラオ子です。

 

 

ビエンカムに来て2カ月が経ちました。このへんのブログを読み返して、なんてこった、あの頃のフレッシュな気持ちを返してくれ、と言いたくなるぐらい、任地に慣れてのんびり生活中です。任地に居る隊員は私ひとりだけ。外国人定住者は、話によるとあと2人~3人いる??らしいのですが、日本人は居ないみたいです。ビエンカムで検索してもらったらSEO対策ばっちりだぜイェーイ!と思ったのですが、ビエンカムって色んな場所にある地名で、しかもそっちのほうが有名みたいで、全然でした。残念無念・・・。

 

ラオガンマにハマりました。

首都に行けば日本の食材はある程度手に入りますが、なんせ割高。だばだば使えるものではありません。そこで私は、食べるラー油を自作して、せっせと野菜やご飯を食べるつもりでいました。そんな折に、訓練所で同じ生活班だった東ティモール隊員が、とってもナイスすぎるタイミングで教えてくれた「ラオガンマ」なる調味料。

 

 

bci.hatenablog.com

 

Twitterで流れてきたこちらのブログに詳しく書かれすぎているので、私からの説明は何も要らない・・・とにかく食べてみてください!!と言いたいぐらいの美味しさなんですが、せっかくなので少しだけ。(買うときめちゃめちゃ参考にさせていただきました!ありがとうございます。そしてこれからもお世話になります。)

 

ラオスのラオガンマ売り場

 

首都ビエンチャンのホームアイディアールのことはこれから「ラオガンマ売り場」と呼ぼうかなあと思っております。

中国のコスパ最強食べるラー油「ラオガンマ」は、ホームアイディアールの中華食材売り場のコーナーに、ぜいたくにフェイスを使って並べられています。 

 

 

リンクを貼らせていただいたページほどの種類は無いのですが、4種類ぐらい置いてあったように思います。

 

 

その中で私がチョイスしたのはこの2つ。

 

大瓶(左) 牛肉豆鼓辣油辣三丁油辣椒(三種ミックス辣油)

15000KIP(=192円)

小瓶(右) 油辣椒・牛肉豆鼓辣油

13000KIP (=166円)

 

え・・・安い。

 

大丈夫か?

 

と少し心配になりましたが、HACCP、ISO14001、緑色食品(中国の品質証明)取得済みなので、安心して食べられそうです。

 

特に途上国において、食品にハサップとISOがついてる安心感・・・すさまじい。すさまじい・・・!!「緑色食品」というのは初めて聞いたのですが、中国で生まれた品質証明商標で、今は日本をはじめ8つの国と地域で商標化されているみたいです。知らなんだ!!

 

ちなみに、パッケージの上からラオ語で貼られている小さな紙は「唐辛子の調味料(マックペット=唐辛子、ジェオ=つけダレのような調味料)」と書かれています。そうだよな、中国語のみのパッケージ、説明なかったらわからんわな。(私もわからん)・・・って、どっちも同じこと書いてるから結局違いは分からないんですけど(笑)

 

 

 

 

ちなみに、この、一見おっちゃんかと思ってしまう絵は、創始者の女性だそうです。

 

自分の名前が書けなかったという創始者の陶華碧さんが、田舎の町のさらに田舎で細々と始めた麺屋で提供していた自家製ラー油が美味しいと人気を呼び、ラー油工場を作るに至って、2018年の営業収入はなんと720億円。どういうこと。

 

”ケニアのHUAWEI食堂にもラオガンマが…”と書いてる記事を見つけたので、もしかしたらアフリカの隊員にもワンチャンある話かもしれません。あったらいいな。あったら、幸せになるよ。探してみてね。

 

さぁてさぁて。食べましょうかね。

 

牛肉豆鼓辣油辣三丁油辣椒(三種ミックス辣油)

 

 

ではまず、大瓶のほうから。

 

蓋を開けると、ザーサイの独特の香りが広がります。そして、かりかりした豆腐と、落花生が、これでもかとてんこ盛りに。

 

 

もっとオイリーなのかと思っていましたが、めちゃめちゃ具沢山です。

 

 

ご飯にのっけるとこんなかんじ。

 

ザーサイが好きな人はきっとドはまりすると思います!落花生だけぽりぽり食べるもよし、ご飯にかけるもよし、生野菜と和えるもよし。見た目ほど辛くないので、ばくばくいけちゃいます。やばいなこりゃ。

 

続きまして。

 

油辣椒・牛肉豆鼓辣油

 

おお、こっちはオイリー。

 

 

スプーンですくい上げると、こんな感じ。肉と味噌が、超こってり。こちらはごろごろの具材は入っていません。

 

 

ご飯に載せたところ。山椒の風味が華やかで、先に紹介したものよりもピリ辛です。とにかくご飯によく合う。めちゃめちゃ危険。これでカオニャオ(蒸したもち米)なんてあったら、もう、めっちゃめちゃ危険。永遠に食べちゃう。

 

活用方法

 

手始めに、たたきキュウリと和えてみました。こっちの太いキュウリ、ばんっと勢いよく叩いたら中から種が飛んで行って絶望しながら片付けたので、今度から気を付けようと思います・・・。でも包丁で切ってしまうとうまく絡まないから、たたきキュウリ推奨。

写真のものは具沢山のほうでやったものですが、どっちでやっても美味しかったです。軽く塩を振って揉んでから、かたく絞ってやると、水っぽくならず、ラオガンマも薄まらず、食べられます。これ、一生食べていられます。エターナルおやつ。

 

チャーハンにしたら美味しいという記事を見つけたので、それもやってみました。

 

 

あ、あァ、・・・・ (言葉を忘れた人)

 

このためだけに、チャーハン用にお米炊いちゃいましたよ。こっちのお米の、ハズレだったやつですが(笑)みりんとお塩とごま油ほんの少し入れて。離れもよくなるし、ごはんの味も多少よくなる。

具材はシンプルに卵のみ、味付けはもちろんラオガンマのみ。辛さだけだと思うなかれ、しっかり具材のコクが感じられます。卵とラオガンマのみで十分。他には、何も、いらない。これザーサイ入ってるほうでやっても絶対美味しいな。

 

 

そして調子に乗った私は、餃子につけても美味しいかな??と思いつき、それもやってみました。

 

 

皮から手づくり(売ってないから)。紫蘇がもっさもさで1束30円ぐらいだったので、これでもかと入れてみました。西日照り付けるトタン屋根の素敵なキッチンで、天井雨漏りしてる??ってぐらい汗ぼったぼたに垂らしながら、無心で2時間かかって包みましたよ。達成感だけで既に美味しいわ。

 

具材は、豚肉、紫蘇、玉葱、ひき肉、しょうが、大蒜、 貝柱スープ、創味シャンタン、塩、醤油、 砂糖、ごま油。

皮は、中力粉230g、餅粉20g、ぬるま湯160g、塩小さじ1ぐらいでやってみました。ひたすらこねるだけ。

麺棒無いので、ミニソーで買ったタンブラー使って生地を伸ばしたのですが、1枚伸ばしては包んで、とやっていたので結構時間がかかってしまいました。生地が乾燥する&具材が危ないので、次回はこの点を改善していきたいと思います。PDCAサイクル、回します。

 

こんがり焼けましたので、いざ!実食!

 

 

ウワアアアアアアアアアア!!!

 

いや、ほんとに美味しいです。やばい。紫蘇たっぷりの爽やかな具材ともっちもちの皮に、ぴりっとコクがあって山椒の華やかな香りが広がるラオガンマが、合う!!!!全世界の皆さん!餃子には!ラオガンマです!!!!!!!

 

残念だったのは、これがこっちの豚肉の限界なのか、結構混ぜたつもりだったのに具材が硬かったです。(脂身少ないところ選んだのが余計だったかな・・・。)次回は買った後自分でもう一回叩いてみようかな。そして、乾季の一番暑い時期の一番暑い時間に一人でやることではないです。苦行以外の何物でもありませんでした。

 

でも、それを上回る幸福を得られたのでヨシとします。

 

ということで

ラオガンマの良いところは、とにかく安くて、美味くて、汎用性が高いところです。これで肉焼いても美味しそう。テラピアにつけて食べてもよさそう。カオニャオにも合うし、生野菜もチャーハンも簡単に美味しくなるし、手間もかからんし・・・。ラオ子はこれから、ラオガンマ生活に突入します。今度首都に上がったら別のラオガンマも買いたいと思います。

 

2018-3次隊、ラオガンマ隊員 ラオスのラオ子がお送りしました。

 

ちょっと悔しいこと

 

なんとなく平成のうちにあげたくて4月30日に滑り込みセーフしたんですが、令和前夜で大盛り上がりとかいう事情を全く把握していなくて、思っていたほどアクセスが伸びませんでした・・・(悲)

自分が主張したいことはガンガンしていくスタンスで生きてるので、この食べ物記事に釣られてリンク踏んだ方にも是非読んで頂ければと思います。

 

そしてなんとなくで始めたみんなのリンク集も良い感じに数が増えて楽しくなってきました。世界中の隊員、海外在住さんのブログばかり集めているので、ぜひこちらもアクセスしてみてください。いや~~~・・・、みんな、みんな癖が強い!癖が強いんや!癖しか無いんや!!(褒めてます)

 

https://www.instagram.com/p/Bw7TNbmlQaY/

 

それから最近、お絵かきにはまりました。画材は、ノート、シャーペン、トイレットペーパーです(笑)

大家の孫ちゃん描いて、こないだこの写真見せたら「ちょっと母さん!ラオ子が描いたんだって!ちょっとちょっと!!」「なになに!まぁぁ~~~可愛い!!ワツァップに送って!!」と大喜びしてくれました。嬉。画用紙に描いて渡したいけど画用紙売ってない。ラオガンマと一緒に都会で仕入れなければ!

 

追記:

ラオガンマシリーズ(笑)

 

卵に混ぜて、豚の角煮で作った焼き飯くるんでみた。うまい。

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ラオ子の旧正月休み。

さばいでぃー!

皆さんこんにちは、ラオスのラオ子です。旧正月シリーズ最終回です。

 

 

職場での正月祭が終わり、キンビアに恐れおののいた私は、しっぽ巻いて逃げるように首都へと移動しました。4月13日ー17日が正月休み、18日、19日と出勤して、また20、21日が休みのため、18日、19日は事務所がほぼほぼからっぽ。オカンたちとのキンソム(おやつタイム)も無く、事務所にぽつんと一人で活動報告書を作成。寂しいなあ。

 

13日 上京 

 

私の任地から首都までは、順調にいったら1時間半ほど。そこからドミトリーまでの30分の徒歩移動、この時期にバックパック背負ってやると暑くて火が出そうになります。よって朝いちばんの移動に限ります。乗り合いバンは家から1.5kmほど先のバン乗り場から出ていて朝6時ごろから人が集まり次第発車するので、陽がのぼったら、涼しいうちに出発!

 

橋で黄昏る笑顔が素敵なにーちゃんと、どこ行くの?ピーマイ何するの?とお互いに話をしていたら、ショルダーバッグがゴソゴソゴソッと急に動き出してびっくり。よく見たら鶏さんが首と足だけ出してます。なんだこれ、めちゃめちゃ可愛いやないか!この後友達の村に持って行って、みんなで食べるそうです。なまんだぶ。

 

 

 

午前中にドミトリーに到着し、先輩隊員と朝ごはん。いつもラオ人がたくさん居て気になっていたお店に行ってきました。ホームアイディールというスーパーの目の前のお店です。

 

 

 

カオプン(ラオス風混ぜ麺)と、揚げ春巻き。どちらも美味です。カオプンは甘酸っぱいタレが一緒に入っていて、麺をほぐしながら食べるのですが、砕いたピーナッツの香ばしさとタレの甘さと、なんともいえないバランスでとても美味しいです。揚げ春巻きは、野菜や春巻きの皮に包んでいただきます。こちらも揚げたてカリカリでたまらん!!

 

 

 

そのあと合流した同期と、早めの夕飯でずっと気になっていたインド料理屋さんへ。店の前では子どもたちが旧正月の予行演習中。水鉄砲、ホース、水風船、あらゆるものを使って水遊び中。

 

 

 

尻が出るほど夢中です。

 

 

 

田舎で食べるのが難しい「大きい鶏肉」が食べたくて、タンドリーチキンとチキンカレーを注文。これにソーダウォーターをつけて二人でシェアして、合計750円以下です。なんなん?神なん?

 

 

 

トリップアドバイザーなどでも上位にあがってくるお店で、なおかつローカル価格で食べられるとのことでずっとずっと行きたかったんです。正月前の水かけ祭に向けて、自分の村でなかなかとれないタンパク質とやらをしっかり補給せねば。

 

タンドリーチキンは辛さがほどよく、 結構な量でしたがぺろりとたいらげました。

 

 

 

カレーもシンプルで美味しくて。最高でした。お店のおじさんもめちゃめちゃ感じが良いので、リピ決定ですねこれは。何人かで来てシェアしたら割安でいろいろ食べれそう。また来ようぜ~~~!

 

Jamil Zahid Indian and Pakistani Food

 

その後メコン川沿いをぶらぶらしていると、

 

 

 

見るからにパリピ仕様な正月特設ステージが設営されていました。

 

14日 出陣

 

お気に入りのパン屋さんが正月休みで閉まっていたので、別のお店へ。クロワッサンにうるさい私たちの求めているものではありませんでした・・・。無念。

 

 

 

そのあと周辺をぶらぶらして、お昼ご飯。やっぱりタンパク質が食べたい私は、コリアンレストランでプルコギとギンパを注文。

 

 

韓国料理の良いところは、ナムルがたくさん出てくるところですね!久々に食べたキムチ、美味しい。白米との組み合わせ、ヤバい。

 

 

 

そして大晦日のパーティー会場へ!ただのテントと思うなかれ、骨組みはスプリンクラーになっていて、心地良い霧雨のような・・・ではなく、大粒の雨のようなぬるめの水が、ばたばた、ばたばたと落ちてくる仕様です(しかも突然降ってくる)。

 

 

 

メコン川の河原におりてみると、普段はただの砂地になっている場所にこんな立派なステージが。ステージ両脇には先ほどと同じような骨組みがあり、先ほどと同じようにばたばたと大粒の水が落ちてきます。

 

 

 

ちょっとわかりにくいかもしれませんが、写真右手の白い線、放水車から本気の放水中(笑)かわるがわる色んなアーティストがステージに立ち、爆音に揺られながら冷たいビールを飲んで、水を浴び、ときに水鉄砲での銃撃戦になり。夏フェス大好きっ子には大変心地いい時間でした。

 

 

 

そして昨日の朝行ったのと同じお店で、また揚げ春巻きタイム。おやつにちょうど良いんですよね。肉団子のようなものも頼みました。これも美味しい!

 

 

腹ごしらえが済んだら、街に繰り出してひたすら銃撃戦。私は水鉄砲を持っていたのですぐ標的にされました。ミニオンの水タンクを背中に背負って、ホースの先の水鉄砲で撃ちまくれるタイプのなかなか合理的な水鉄砲。500円ぐらいで買ったのですが、あれだけ楽しめれば良い買い物です。

 

アッパーで氷水を顔面にいただき、背中からも氷水を流し込まれ、両頬にベビーパウダーと口紅をぬりたくられる。もう、絵に描いたようなやりたい放題です。

 

 

 

そして夜はカノム(お菓子全般をさします)食べ比べ、プラスチック容器の蓋がわに乗った2つはフライドガーリックが入っていて「お菓子」というカテゴリーに含めてよいのか議論が必要ですが、基本的にカオニャオ(餅米)は間違いなく美味しいという結論に至りました。

 

15日 元旦

 

ラオスは今が1年で一番暑い時期。昨日はかんかん照りの日差しの中あちこち歩き回ったせいで、朝は私も同期もぐっすり。夏フェス翌日のような体の重さをほんの少し感じつつ、昼前までぐだぐだしました。

そしてお腹が空いたとの単純な理由でようやく昼前に動き出し、28000KIP(360円)」でランチが食べられるコスパ最強レストランへ。

 

 

ワットインペンというお寺の裏にある「ヴァンドーム」というお店ですが、28000KIPでスープと1プレートのランチがいただけます。内容は日替わりで、入り口の看板にフランス語で書かれています。もちろんフランス語は分かりませんのでお店の人に聞きますが、このお店の人は前回来た時同様親切でにこやかな印象。店内に可愛いにゃんこが居るのもポイント高いです。

 

 

前回はモロヘイヤのスープとパスタ、そしてめっちゃ大きいチキンフライ。今回はかぼちゃスープとパスタ、チキンソテーでした。ちょっとばかし味濃いめですが、このめちゃめちゃ暑い時期には丁度良く感じられます。

 

 

 

そしてこの日もメコン川沿いの会場へ!元旦ということもあり昨日よりすごい人、すごい盛り上がり。しばらくここに居たら「タマフン(ラオスのパパイヤサラダ)」が食べたくなり、近くの美味しいラオ料理レストランへ。いつも「キンソム(おやつ)」でタマフンが出てくるときは「ほかにレパートリーないんかい」と思うのですが、無いと無いで口が寂しくなる。まだラオスに来て3か月目ですが、我々もしっかりラオスに染まり始めている模様。

 

 

 

そして私たちはお寺へ。配属先の別の課にお勤めのお姉さんが、親戚と一緒にお寺の前で聖水のようなものを売っていたのでしばらくお話して、そのお水も背中にざぶっとかけてもらって、お寺の中へ。いつもはがらんとしているお寺ですが、この日は老若男女問わずたくさんの参拝者が。日本で言うところの初詣でしょうか。

 

 

 

 

オレンジの袈裟、真っ青な祭壇、緑のスケルトンの仏像・・・仏教という大きなくくりは同じでも、日本のものとは色彩が全然違っていて、とても面白いです。

 

 

 

お寺の入り口にはお坊さんがたくさん居て、水をかけてくれました。門を通る人にぱしゃぱしゃと控えめにかけているのですが、私が手を合わせて頭を下げながら近づくと、首のあたりからバケツ1杯分ざばーーー!っと(笑) ありがとうございますとお礼を言って、また通りに出て銃撃戦。

 

 

 

夜はまたメコン川沿いをぶらぶら。移動遊園地が来ていて、よくある「めっちゃ速い観覧車」にちょっと惹かれましたが・・・

 

万一のことを考えて見るだけにしました。

 

16日 任地へ

 

 

街中のお店は休みのところが多く、食べたかったピザも食べられず、カオマンガイを食べて任地へと戻りました。

 

JICAのドミトリーからバスステーション、乗り合いバンの終着点から家までは、バックパックを背負っての徒歩移動。「かけないでよ、お願い、かけないでよ」という顔をしつつ、この日も水遊びに精を出す街の人たちと距離を置きながら歩きましたが、無事何度かかけられて都会で購入した物資も家についたころにはふにゃふにゃになっていました。ひどいや・・・。

 

バンでの移動中も、おかまいなくバンのフロントガラスに水をバチャッ!途中でバンを止めて、運転手にビール渡して。いつも爆音で歌ったり踊ったりのレストランの前は泡だらけになっているし。田舎のほうもなかなかの盛り上がりを見せていました。

 

私の正月休み終了

18日、19日はみんな出勤かと思いきや、その翌日からまた土日で休みになるので、遠方に実家がある人たちは皆連休をとって帰省している模様。遊びすぎて体調を崩したという人も何人か聞きましたが、とにかく局の中はほぼ空っぽでした(笑)

 

私は活動報告書の作成や過去の専門家の方の報告書を読む時間にあてさせてもらい、ゆっくり過ごしました。そしてまた、土曜日1日休んで、日曜日から木曜日まで上京です。3度目の二輪車研修と、第2回原爆展の参加のため、任地での活動をお休みしての首都滞在。また毎日外食か~~~まいったな~~~。限られた回数のご飯、どこで食べようか計画を練りたいと思います。

 

そんなわけで、任期中2回限定のラオスでの旧正月はビエンチャンで過ごしたわけですが、首都でのラオスの旧正月は、どんちゃん騒ぎが好きな人にはたまらないと思います!お酒飲むのが好きな人、水ぶっかけられるのが好きな人、ぜひ来年の旧正月期間はビエンチャンでお過ごしください💛

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肉塊を手に入れて、豚の角煮を作ってみました。

さばいでぃー!

みなさんこんにちは。青年海外協力隊2018年度3次隊コミュニティ開発隊員の、ラオスのラオ子です。何度でも言いますが暑いです。もうこの暑さは十分、今週末に控えたピーマイラオ、いわゆる旧正月仕様。そりゃこんな暑さが毎日続いたら、メコン一帯で「水かけ祭」なる文化が生まれるわけですわ・・・(たぶん違う)。

 

www.laoko.net

 

おかげさまで皆様から大好評のこの家に引っ越して、もう1週間が経ちました。ここ一週間は、掃除、掃除、掃除に明け暮れた日々。すべては、今から2年間、自分が快適に住む場所を確保するため。心を無にして、鬼にして、この乾季のピーマイ前の一番暑い時期に、大掃除しました。それでもまだまだ目につくところはありますが、おいおい・・・気が向いたら・・・やっていきます。たぶん。

そして、ぺっかぺかに磨いた床には翌朝たくさんのヤモリの糞。いたちごっこ。このやろー!でも、いいんです。あの子たちは可愛いから。夜中にエヘエヘエヘエヘッ!!って鳴く可愛いペット。だから、私のラブリーなベッドに糞が落ちてても、壁にくっついてても、朝起きたらスマホの上に3個転がってても、仏の心で許します。だから、横向きに寝かせてたスーツケースの下からぺしゃんこになったヤモリが出てきても、仏の心で許してほしい。

 

 活動終わりにふらっと立ち寄れる青空マーケット

 

産業商業局の隣の広場にできる、夕方限定の市場。その日のうちに採れた野菜や、まわりの沼やナムグム川で獲れたタウナギ、ナマズ、テラピアっぽい魚、そして屠殺したで新鮮と噂のお肉も、ここで買うことができます。

いろんな国が陸続きなので、産地がどこなのかは結構気になるところ。実際、不自然につやつやぺかぺかの外国産の果物もあったりして。ですが、「どこで育った野菜なの?」と尋ねると、だいたい返ってくるのは「すぐ近くの村だよ」「隣の郡だよ」という答え。そういえば、野菜はどれも、虫食いだらけ。すぐに痛むし、形もばらばら。でも、それが本当の「安心」なのかもしれません。祖父母が畑で育てていた野菜もこうだったなあ。実家のご近所さんからのおすそ分けもそう。「無農薬」「オーガニック」って良いことだけど、それに付加価値がつかないほど、このマーケットに並ぶのは「自然のもの」ばかり。「こんな重労働の野良仕事して穴ぼこのサツマイモ育ててんと、近所の八百屋で買ったらいいやん」と思っていた小学生の私よ、謝りなさい。

 

 

さて、お肉はこのように売られています。「薄切り」や「ミンチ」という概念は・・・ありません。(あったとしても、常温放置の断面多いお肉は危なくて買えませんが)この豚肉屋さんは、骨付きの豚肉で1kg35000KIP、骨なしの部位だと38000KIP。450円~490円ぐらいです。脂身たっぷりのほろほろの角煮はそこらで食べられるので、家ではあっさり食べられる角煮が食べたい。そんなわけで、骨無しの脂身が少ない部位を1キロ頼んで、いざ。

 

豚の角煮を作る。

 

 

まずはお肉の下処理から。15%の食塩水に生肉を浸すことで殺菌できるということを教えていただいたので、さっそくやってみることに。1kgの豚肉の肉塊をドンッと鍋に入れて、15%になるように塩と水を入れてよく溶かし、よ~~~く揉み洗いしました。

 

 

次に、油をひいた中華鍋で、表面を焼いていきます。脂身ほぼ無しの部位を買ってきたので、全然肉汁が出ません。めちゃめちゃ、くっつきます。余談ですが、中華鍋って炒めるときにすごい美味しい音がしますよね。

 

 

そして肉を食べやすい大きさに切り分け、1リットルの水、皮をむいた生姜2片と共に火にかけます。アクが大量に出てきますので、時折世話をしながら中火でことこと茹でること30分。脂身が多い部位の場合は、このまま放置して粗熱を取り、冷蔵庫で一旦冷やします。そうするとラードがスケートリンクのように表面を覆うので、それを全部剥がしてもう1度火にかけます。こうすることで、余分な油分を取ることができます。今日は全然脂が浮いていないので、アクだけ取ってそのまま調理を続けていきます。

 

 

 

醤油150cc、みりん100cc、砂糖100gを入れて、蓋をして中火で煮込んでいきます。煮汁がこれぐらいまで減ったらできあがり。

 

 

 

角煮、完成!いえーい!肉の形がいまいちすぎますが、味は美味しいです。

 

 

 

本当は生肉のまま冷凍できると良いんですけども、なかなかそうもいかないので、こうやって一度熱を通してアレンジ効きやすい味付けにしてから冷凍する訳です。手間暇かけて何か作った後にくる長期停電ほど悔しいものは無いので、停電しない事を祈って・・・。

ひとつはそのうち茹で卵と一緒に煮直して残った汁はスープと空心菜炒めに、もうひとつは炊き込みご飯かおこわになる予定です。楽しみ。

 

 

 

そしてお鍋に残った分で、肉じゃが風に。ごま油で玉ねぎ、じゃがいも、ササゲの順に炒めて、煮汁と角煮3個を入れ、材料がかぶるぐらいのお水を入れて煮てみました。

 

 

 

臭み消しに入れた生姜の味が強くて「肉じゃが」とはちょっと違う味がしますが、じゃがいもの甘みが強くて、ほくほくで、美味しい!じゃがいも3個で60円、ササゲ1束40円、玉ねぎ3個で60円。野菜安くて、栄養もばっちりとれて、いう事なしです。

 

 

 

肉じゃがの汁と、じゃがいも以外の具で、炊き込みご飯も作ってみました。煮汁の量が少なかったので、お出汁と醤油少しずつ足して味を調整。

 

 

 

テフロン加工じゃないから洗うの大変だけど、おこげいっぱい~~~!最高か~~~!!

 

 

 

3合炊いて、冷凍冷凍~!

 

自炊、楽しい~

ここ1か月分のカロリーを取り戻すかのように自炊しています。(体重戻る前になんとか手を打たねば、と、思ってはいる。)でも、やっぱり自炊は楽しいです。めっちゃ辛いラオス料理がずっと続いていて胃が疲れていたようです。体が喜んでいるのがよくわかる。

これから隊員になる方、もしこのブログを見ていただいていたら、現地調達できるものは最低限にして、日本の味がつくれる調味料を持っていくことを強く強くお勧めします・・・・!

www.laoko.net

↑私が買った調味料一覧。

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任地にあるものでシリーズ。例のアレでキャラメル作ってみた。

さばいでぃー!

こんにちは、ラオスのラオ子です。

暑いです。36度。蒸し暑い。とにかく、蒸し暑いです。

 

真冬の二本松訓練所で風呂上りから就寝まで

半そで半ズボンだった暑がりには耐えがたい暑さです。

代謝の良さが裏目に出ています。

 

でも、甘いものがあるから!

どんな暑い日も、

甘いものを食べて美味しいコーヒー飲んで一息ついたら

なんとなくチャラになるんですよね。人間って不思議。

 

 

パンを焼いてもつけるものがなかったら味気ない。

市場に行って練乳を買ってきました。

ひとつ6000KIP、日本円にすると80円弱です。

このままパンにつけてもいいんですが、ちょっとひと手間。

 

 

煮ます!!!

このときまだ鍋を買っていなかったので、中華鍋で。

なんと効率の悪い。

 

本当はかぶるぐらいの水の中でぐらぐらさせるんですが、

取っ手の付け根と中華鍋に隙間があり

そこから水がちょろちょろと漏れることが分かったので浅めに。

気付かず揚げ物したらとんでもないことになるところでした。

 

 

 

2時間ほど煮込んだら、そのまま室温で完全に冷めるまで待ちます。

コンデンスミルクが熱で膨張しているまま開けてしまうと

激熱キャラメルが飛び出すので注意。

あつあつ餡掛け対決どころの話では済みません。

 

 

 

2時間茹でたものがこちら。

もう少し煮ればよかったのですが、あまりに暑くて火を止めちゃいました(笑)

 

キャラメルというより、ミルクジャム、に近いかも。

これはこれで、フルーツにかけたり、パンに塗ったり、

パンを作るときの乳脂肪分+砂糖がわりに使ったり、

いろいろ使い道があるのでこのまま大切にとっておくとして。

 

 

 

 

鍋を手に入れたあと、リベンジ!

かぶるぐらいの高さまで水を張れる鍋でしっかりぐらぐら茹でること3時間。

黄金色のキャラメルが出来上がりました~~~!

 

 

 

あと1時間ぐらいいってもよかったかもしれない。

次は4時間でやってみます。

普通の練乳に比べるとぷるんとしてて、

食べた感じもちょっと大人な感じ。

甘めの生キャラメルに近いです。

 

 

 

さっそく試食。

先日のシナモンロールを冷凍保存していたものが残っていたので、

できたてキャラメルソースをたっぷり塗っていただきました。

 

あーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

幸せ・・・。

 

シナモンロール作ったときに、発酵時間が短かったので、

もっとパサパサになるかなあと思っていたのですが、

すぐ冷凍したからかふわふわのまま。

フライパンで温めたら外かり中ふわで最高でした。

 

キャラメルは、重めのドリップコーヒーに溶いたら、

カフェに行かなくても牛乳が手に入らなくても

キャラメルマキアート風のコーヒーが楽しめます。

これもたまらなく美味しい。

1缶6000KIPで手に入る幸せ。最高だ~。

 

踏んだり蹴ったり日曜日

 

そんな幸せな朝を過ごしたあとの話。

 

朝から暑かったので、ここぞとばかりに洗濯。

これでそろそろ引越しの大掃除も落ち着くと思ったら

最終日にメインディッシュを見つけてしまいました。

洗濯機のフィルターにかちかちにこびりついたヘドロを

2時間洗い続け、汚すぎて何も考えられなくなった結果、

たらいの水をそのまま洗面台に流してしまい

見事にヘドロが詰まって全く流れなくなり。

近所の商店にトイレのキュッポンを買いに行って

洗面台を無心でキュッポンし続け。

洗濯機をクリーニングモードで洗って。

朝洗って一度干した洗濯物と、

洗ってベッドにセットし直したラブリーなシーツ一式を

全部洗い直し、今に至ります。

要らない手間を自分で増やして、ほんと間抜け(笑)

 

その後一息ついていたら同期隊員から連絡が。

出張でうちから15キロほど北の街に来ているみたいなのですが

足がないため会いにいくこともできず。

そろそろ夕飯と思ったけど、色々触った手で料理する気にもならず。

日曜日だから店もやってないし。

 

 

 

どっと疲れた休日の夕飯は、

アボカドをぱかっと半分に割ったもののみでした(笑)

 

連休最終日にして、ちょっと心が折れた。

そんな日曜日でした。

 

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今日のラオ子ベーカリー。米粉のふわふわスフレパンケーキ

さばいでぃー!

今日は土曜日ですので産業商業局はお休み。

 

涼しいうちに、大家さんにおすそわけするパンを仕込もうかな~

何にしようかな~と、

ラブリーなベッドでぐだぐだ考えていたら、大家さんから電話。

 

「直ってない自転車持ってポンホーン郡いくから!取りにいくよ!」

「えっ、今から?」

「30分後!!」

 

えっ!!(笑)

 

「私も行っていい?」

「いいよ!じゃあ30分後ね!」

 

 

車の荷台に私の自転車を積み込んで、

札束で遊ぶ可愛いお孫さん、ノッちゃんと共に出発。

 

 

 

買ったときに気が付けなかった私のミスなのですが、

ペダルの根っこ部分に片方だけ何もついてなくて

漕ぐたびにペダルの軸がガタガタと揺れる謎仕様・・・。

もう片方にはちゃんとパッキンみたいなのはまってるのに。

 

お父さん、そこバイク屋だし、同じ規格の部品なんて手に入らないだろうし、

いったいどうするの??

 

絶縁テープぐるぐる巻きぐらいしか思いつかない私。

 

 

サイズも測らず奥の方に消えてったバイク修理屋のおっちゃん。

どこから持ってきたかよくわからない

切り口ジャミジャミの謎の輪っかを、

ガンガンガン!!!ぐりぐりぐりぐりぐりぐり!!

とはめ込んで、「はい!直った!!」

 

いやいや結局ペダルの根っこ部分むき出しやし、

嘘やろ~と思って試しに乗ってみたら、

さっきまでの不快なガタつきが無くなっておりました。

どゆこと???

ついでにハンドルのゆがみも見てもらって、帰宅。

大家さん、ありがと~!

 

そして我、ご機嫌で夕飯を作る

お昼ご飯に近所のカオピヤックを食べたのですが、

え?!どうした?!?!って言いたくなるほど味が濃くて。

いつも美味しいのに、なんで?!?!って思うほど濃くて。

食べたら分かる、塩分過多。

唇がひりひりするぐらいの塩辛さ。

 

だったので。

 

その足で市場にお買い物に出かけ、

いろいろ調達してさっそく調理開始。

 

荷物の重量制限があるから最後の最後まで持ってくるか悩みましたが、

最低限の調理器具はやはり持ってきて正解でした!!

はかり、計量カップ、軽量スプーン、泡だて器、スパチュラ、

ドレッジ、シルパッド。

こんだけあったら、作れるものの幅が広がる~!

 

 

 

卵黄 3個分
ミルクジャム 30g

(なければ、砂糖10g 牛乳20gとか、練乳とかで適当に代用)

 

を混ぜ混ぜ。

 

 

米粉 40g

を入れてさらに混ぜ混ぜ。

 

小麦粉しかなかったら30gぐらいでいいかも。

強力粉だともちもち、薄力粉だとしゅわしゅわになります。

 

小麦粉は値段もカロリーも高いので米粉で作ってます。

もち米の粉ではなく、普通の米粉。

 

 

卵白3個分

を、油分・水分の無い清潔なボウルに入れてほぐします。

 

卵黄の世話をしている間、ボウルごと冷蔵庫に放り込んでおくと

泡立ちがよくなります。

 

 

 

塩、ひとつまみ

を入れてメレンゲを作ります。ひたすら混ぜ混ぜ。

しっかり角が立つまで混ぜたら、

大きく全体をゆっくり混ぜて泡のきめを整えます。

泡立てすぎると分離するので注意。

 

 

 

卵白1/3を卵黄のほうに入れて、生地をゆるくします。

底のほうからしっかり混ぜてあげましょう。

 

 

 

それを卵白のほうに静かに流し入れて、

底の方からすくい上げるように、泡を消さないように、

手早く混ぜます。

 

 

 

油をなじませたフライパンに流し入れて、蓋をして

ごく弱火でじっくり火を入れます。

お腹に自信がある人は、このまま半分にぺたんと折ってスフレ風に。

 

私は念のため、裏返して両面しっかり火を通しました。

(卵黄と卵白を分けるときに、卵の殻を使ってしまったので・・・笑)

 

できました。

 

 

もらいものの採れたて完熟マンゴーと

ミルクジャムを添えて!

(パン切り包丁が無いから断面がざくざくだ~)

 

 

 

きめ細かいしゅわしゅわのスフレパンケーキになりました!

米粉を使っているので食べた感じも軽くて、

1枚ぺろっと頂いてしまいました。

米粉使ったら何でも0キロカロリー!!

 

コーヒーを一緒に楽しみたかったのに、

作る前に2杯分飲んでしまったために手がガタガタ震えて断念。

次はちゃんとするぞ!!(?)

 

これなら大家さん喜んでくれるかな~。

明日は朝からパンケーキマシンのごとく焼きまくる予定です。

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ボジ子ベーカリーあらためラオ子ベーカリー!爆誕!

さばいでぃー!

みなさまこんにちは。

ラオスのラオ子です。

 

引越しがひと段落し、キッチンが使えることに

テンションをあげきった結果、

さっそくコーヒーを飲みまくっています。

1日で70g減ってちょっとヤバいと思ってます。

 

でもせっかくコーヒー淹れるなら

美味しいお菓子が欲しいところ。

こっちのお菓子じゃなくて、洋風の、食べ慣れた、あれ。

 

某コーヒーチェーンでバイトしてたときに、

いちばん大好きだった、アレ。

 

オーブン無いし、乳製品も無いけど、

無いなら無いで、無いなりに、あるもので作ってみました。

 

シナモンロール

https://cookpad.com/recipe/4778931

分量はここから頂きました。

ポイントは、バターと乳製品が買えない環境で作れるレシピであること。

LL牛乳やパックの豆乳、常温で保存できる

真っ黄色のマーガリンは手に入るのですが、

高いしよくわからないし(笑)、

使わなくていいレシピがあるならそれに越したことはない・・・。

 

この量で作ると独り暮らしには多すぎるので半量で。

うまくできたら大家さんにもっていこう。

 

 

まず買ってきたばかりの中華鍋に材料を全部入れまして。

 

 

 

最初から手で混ぜるとねばねばして大変なので

菜箸である程度まとめまして。

 

 

日本から持ってきたシルパッドの上でバッチンバッチンと叩いて捏ねて、

油を薄く塗ったフライパンにまとめます。

 

 

夕方5時ごろから始めたのですが、

忘れてたけどここはラオス。さすがの湿度&温度です。

冷蔵庫でちょっと冷やした水でやっても

捏ねはじめてすぐ発酵が始まってしまって、

1次発酵に入って30分もしたら生地がだるだるに(笑

 

私がパンをガンガン捏ねている間、

大家さんのとこの息子さんたちが外でセパタクローを始めました。

そして私も初セパタクロー。

そもそもサッカーできない、リフティングも2回が限界、

シャトルコックやっても「へたくそ!!!」と言われる私には

セパタクローなど出来るはずがありませんでした。悲しみ。

 

 

 

汗だくすぎて作業が出来ない間にもどんどん発酵がすすんでいきます。

過発酵。そう、まぎれもない過発酵。

 

1回丸め直してガス抜きし、15分置いているあいだにフィリング作り。

といってもシナモンと砂糖を混ぜるだけです。

 

 

 

本来ならここで、ちょっと小洒落たエンボス加工の

くっつきにくい麺棒なんてあればいいんですが、

あるわけないので菜箸と手で無理やり伸ばしてフィリングをのせます。

上の数センチは巻き終わりのノリシロ分に取っておきます。

 

 

2次発酵で切り口がダルダルにならないように、

きゅっきゅっと生地を巻き込みながら巻いていきます。

巻き終わったら、適当な大きさに切り分けます。

 

 

 

炊飯器の中に並べました。

成型後すぐでこれぐらいの大きさ。

乾燥しないようにラップをかけて、炊飯器に入れて2次発酵させます。

 

 

途中で開けたら窮屈そうだったので間隔を広げました。

30分後、これぐらいの大きさになりました!

うん、いい感じ。

あとは炊飯器がちゃんと仕事してくれれば・・・!!

 

 

じゃーん。

 

炊飯器は、あんまりちゃんと仕事してくれませんでした。

半生まではいかないけれど、

もうちょっと火入れてほしかった。

あと、フィリングが底で焦げ付いて、パン取るのも洗うのも大変!

何のためにくっつきにくいアルミホイルを買ったのか。

 

そして作った後にハッと閃いたんですが、

ラオスの一家に一台な調理器具、通称「赤鍋」のほうが

オーブンがわりに使えるかも?!

・・・よし、買うもの決まった。

 

とはいえ、焼き立てはふわふわ。もちもち。

パン屋さんが無い街でも焼き立てのシナモンロールが食べられて

幸せ、幸せ、幸せすぎました~。

砕いたナッツやドライフルーツ入れても美味しいやろうな~。

首都に行ったときにドライフルーツ買ってくるか~。

 

2つ食べて残りは即座に冷凍。

解凍するときにフライパンで火入れれば

焼成足りない感は解消される・・・はず?!

 

納得いかないので大家さんには次回!

 

・・・というか、カンボジアに居た時に

シナモンを使ったお菓子渡したら

「これはお菓子に入れるものではなくて薬です!!!」と

言われたことを思い出し、

ラオスもそんな気がするので、違うフィリングでやろうと思います。

 

というわけでQOLぶち上げ大作戦(今決めた)の次の課題は、

  • 赤鍋を手に入れる
  • 読書用のハンモックを手に入れる

以上の2つです!

 

ラオ子ベーカリー。

f:id:candyman0618:20190405235358j:plain

 

カンボジアに住んでいたとき、無い知恵絞りだして

お菓子やパンを作りまくっていたのが

良いストレス発散になりまして、

今回も自分のために「コレだけはやろう!」と

心に決めていたのが、音楽と料理でした。

 

もちろん自分で決断して飛び込んできた場所なので

楽しく活動したいし、前向きに居たいと思っています。

ただ、知らない土地、慣れない環境、日本にはない様々な危険、

目の前でラオ語で何か話してるけど頭がざらざらして何にも分からない感じ、

いろんな事が知らない間に負荷になる事を考えて

うまくコントロールしていくのも大切なのかなと。

スポーツや飲み会で発散するもよし、

部屋に引きこもって映画や本の世界に没頭するもよし、

隊員によってその方法は様々ですが、

私にとってのベストは今のところコレです。

 

カンボジアでは友人・ご近所さんに食べてもらって

「美味しい!」の言葉をもらうまでが

1セットだったのですが、

いかんせん任地は独りぼっちなので、

ラオスの人たちの口に合うものを考えて

キンソム(おやつにすっぱいフルーツを食べる文化)に

新風を吹かせようというところまでが算段です。

みんな優しいから、よっぽど奇抜なもの作らない限り

セーブ(美味しい)ってすぐ言ってくれる気がしますが・・(笑)

本当のセーブが聴けるまで!頑張るぞ!

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バーシーのあとのパーティー

さばいでぃー!

 

バーシーの儀式のあとのパーティーにお呼ばれしました、

ラオスのラオ子です。

 

「バーシー」とは、ラオス特有の文化で、

冠婚葬祭や何かの節目のときに行われる儀式です。

まだ私も体験したことがないので説明できませんが、

今回のバーシーは、体調を崩されていた課長の奥様が

良くなったことを祝うためのもの、とのこと。

 

1週間ほどまえに写真のような招待状が局員全員に手渡されました。

封筒から招待状を抜いて、そこにお金を入れて封をします。

相場はだいたい100,000KIP(=1300円)ですが、

私は初めてだし外国人だから50,000KIPぐらいでいいよと言われたので

その通り50,000KIPを入れて用意しました。

 

平日の昼間(普段なら働いている時間)に皆で車に相乗りし、

いざ課長の家へ!

 

パーティー、こんなかんじです。

 

入ってすぐに置いてあるこの入れ物に

お金が入った封筒を入れたら、

あとは勝手に好きな場所に座って食べたり飲んだりするスタイル。

爆音でシンセサイザーの半打ち込み生演奏が流れ、誰かが歌って、

みんななんとなく踊っている、ゆる~い感じ。

お隣カンボジアの結婚式を思い出して懐かしくなりました。

 

 

いつもはシンという巻きスカートに

ポロシャルやカッターシャツを着て出勤していますが

私も今日は「スア」と呼ばれる正装用の衣装を着ていきました。

首都のタラートサオという市場で、1300円で購入したもの。

オーダーメイドではありませんが、

買ってからウエストのあまりを詰めてくれました。

 

この町に来て初めて「スア」を着て出勤したので

みんな「綺麗なスアね!!」とほめてくれたのですが

その後に「でも靴(KEEN)と鞄(リュック)がイケてないわ!!」と

ダメ出しもいただきました(笑)

ハンドバッグとパンプスですね。わかりました用意します!

 

嬉しいことに、首都を出てから一回りお腹がへこんだので、

自分を甘やかさないように今の状態でもう1度絞ってもらおうかと

考えたり、考えなかったり・・・。

あんまり詰めすぎると肩凝るからこういう衣装苦手なんだよなあ。

 

 

首都でのホームステイ中に行った出家式でもそうでしたが、

基本的にビュッフェスタイルでいろいろなおかずが置かれているほかに

フォーコーナーがあるようです。

寸胴ではお出汁と肉団子がぐつぐつ。

 

 

フォーには、各々好きなものを入れて食べます。

レバー、血の塊、豚、鶏、パクチー、生唐辛子、たかのつめ、

胡椒、アジノモト、砂糖、トマト、唐辛子ペースト、

魚醤、トマトソース、スイートチリソースなどなど。

 

真っ赤になるまで唐辛子入れる人も居れば、

色々入れてこだわり感あふれる1杯を作る人もいます。

見てるの楽しい。

 

 

私は、豚肉少々、パクチー、胡椒、たかのつめを入れました。

これを食べたあと、おかずをたくさん取りに行って

「キンビア(ビールを飲むこと)」が始まりました。

 

 

こんな風にビールに野菜や果物を・・・

 

というわけではなく(笑)、

これは所謂いじられキャラの人が踊りに行っている間に

みんながあれやこれやとコップに入れたもの。

 

スイカの隣のもの、タケノコに近いものなのかなあと思ったら

バナナの芽でした。

バナナの花は食べた事あるけど、芽は初めて見ました。

 

どれ。シンブン(味見)。

 

 

こんな風に、重なっている新芽のぶぶんを1枚外して

取り分けてくれました。

 

単子葉植物の葉っぱなんて繊維質で食べてもモサモサするだけでは・・?

 

と思いましたが、なんとなく肉厚で、もちもち。

手でちぎると、そこから繊維質な細い糸がふぁ~っと出てきます。

レンコンのような感じ。

 

 

サニーレタスに、バナナの新芽っと、よくわからないハーブ2種類、

そして茹でたテラピアの身をほぐしてハーブと和えたものを包んで、

パデークのジェオ(どろどろした魚の醤油を使った、辛み調味料)をつけて

ひとくちでパクッと頂きます。

コンテンツ過多で何がどう美味しいか分かりませんでしたが

とりあえず全体的に美味しかったです。

 

 

「イッキ!」

「ぼだい!(無理)」

「半分!」

「ぼー!ぼだい!(無理無理!)」

「指1関節分!!」

「・・・。」

 

と私が最も恐れるキンビア文化に飲まれ(飲まされ?)、

この後大変な目に遭いましたが、大丈夫、わたし、なんとか生きてます。

 

バーシーに、行きたいなあ。

 

この日体験させてもらったのは

バーシーが終わったあと皆を招待して行われるパーティー。

ブログでよく見る「両手首、白い糸まみれ」は未体験です。

異文化に触れるとき、知的好奇心が爆発する生き物なので、

はやくバーシー行きたい~~~バーシー行きたい~~~~~~~!!

という念を誰かが受け取って、私を招待してくれるのを

静かに待ちたいと思います。

 

さてこの写真ですが、家の近くの叢によくわからないお盆があって、

(串に刺さった草木や黄色いロウソクが乗っていた)

それを撮ろうとしたら「これは撮っちゃダメ!」と言われ

なんとなくその目の前にあったマンゴーを撮ったものです(笑

 

何でダメなの?とあとから聞いたら

「これは悪いピー(幽霊)を除霊するために置いてるのよ」と

小さな声で教えてくれました。

知らないって怖ぇー!!!!

 

ブログ追加したよ

 

モザンビークの小学校教育隊員、

心配ないさのお兄さん「ジャッキー」のブログ追加しました。

なんとなく始めてみたリンク集づくりですが、

気づけばもう11か国!!楽しい!!!

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突撃コミュニティ開発②近所の女の子の家と、知らぬ間に「アレ」を食べていた話

さばいでぃー!

 

いつもの散歩コースで小さな女の子に呼び止められ、

玄関の軒下で飼っている鳥を見せてくれました。

これは一体・・・何だ?(全く詳しくない)

 

中から出てきたお母さんと話していたら

奥から同じ局で働いている男性が。

ここはその親戚一同が何軒かにまとまって住んでいる場所でした。

 

 

「奥に鳥より可愛いのがいるわよ!」と

案内してくれたので、ついていくことに。

 

 

あぁ~~~~~~~~~~~~~~~(;▽;)

 

 

か、か、か、、、、

 

 

かわいい~~~~~~~~~~~~~~~(;▽;)

 

しかし!わたしたちは、狂犬病感染の危険性があるため

あらゆる哺乳類との接触が禁止されております。

目の前のもふもふを抱っこできない悔しさで発狂寸前。

 

 
 
 
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 なんで抱っこしないの?怖くないよ!!

と女の子に何度も言われました。つらい。

 

「もうおしまいね!」とお母さんが

両耳を鷲掴みにして女の子から取り上げ、

「ウサギはペットじゃなくて家畜だ・・・」

と改めて思い出しました。

 

その隣では、おばあちゃんがせっせと仕事中

 

 

ぱっつぱつに綿が詰まった綿の木の実を割いて、

綿を取り出す作業をしているところでした。

外側の硬い殻をナタで割くと、

中からは真っ白でふわふわの綿が出てきます。

羽毛のように軽くて、かわいい。

 

これを詰めて枕を作るそうです。

またまた、自然の手仕事の面白さを見せてもらったような。

 

量産された化繊が詰まった枕とはどんな風に違うだろう?

枕にするところ、見せてもらいたいな。

出来上がった枕も触りたいな。

買いたいな(笑)

 

といろんな欲が出てくる作業風景でした。

(話に夢中になって撮るのを忘れたなんて言えない)

 

日々のランチ

 

いつもの食事の話。

 

食堂のおばちゃんは、左のほうに写っている恰幅の良い女性。

でも、とても忙しそう。

 

すると一緒に食事に行った男性職員が調理場を使って

パパイヤサラダやタケノコサラダを鉢でトントンし出しました。

写真右のピンクの服の女性も同じ職場のお姉さん。

ビニール袋に入って売られている総菜も好きなものを皿に出して、

焼き魚は炭火で炙り直して、と、自分たちで手伝って食事を作るスタイル。

 

 

そして出来上がったお食事の一部。

上から時計回りに、

タケノコのヂェオ

ナムグム川の焼き魚

キアップムー(豚の皮を揚げたスナックのようなもの)

そして何が入っているのかさっぱり分からないモックチア。

 

 

このモックチアがなかなか美味しい。

香草がしっかりきいていて、ごはんによく合う。

辛みもあまり無くて日本人でも食べやすいかも。

 

 

職員さんお手製の激辛タムマックフン(パパイヤサラダ)と

牛肉の串焼きも加わり、もち米3人分がついて700円ほど。

それを4人でシェアしました。

 

左手でカオニャオをにぎにぎしつつ

右手で一口分とっておかずと一緒につまんで食べるスタイルにも

かなり慣れてきました。

 

 

こんな風に自分の小皿におかずを取り分けて食べますが、

口に運ぶときは、お箸は使ったり使わなかったり。面白い文化です。

お店の水道が借りられれば手を洗ってから帰るんですが、

それでも落ち切らないぐらい唐辛子を触っているので

うっかりコンタクトレンズを触って悶絶したことが何度か。

まだまだ慣れが必要です。

 

 

さて。

タイトルの「アレ」ですけれども。

 

・・・「モックチア」ですね。

 

モックは、バナナの葉で包んだ食べ物全般を指します。

ということは、問題は、「チア」ですね。

 

このブログを書くために料理名を聞いたことで発覚、

「チア」は「コウモリ」でした(笑)

 

「大丈夫!ラオスのコウモリはオーガニックだから!」

と言われ思わず大笑い。そういう問題か!

 

カンボジアで見たヤツは見たまんまの「丸焼き」で、

そんなに美味しさも感じなかったので一口かじって

「ごちそうさまでした」だったんですが、

昨日は、あまりに美味しいので結構食べました。

まさか昨日の食事で一番美味しいのがコウモリだったなんて!

 

あんまり考えずに現地の食文化に突進していくタイプですが、

もうちょっと食事(食材)に対しての語彙力を身に着けようと

心に誓いました。

 

 

このブログを書いた日のお昼ご飯のメインディッシュは

「ホーイ」でした。

 

「ホーイ」は、

 

かたつむりです💛笑

 

ともあれ、美味しかった。全部美味しかった!

お腹もぜんぜん、ぼーぺんにゃん(問題無し)です。

 

みんなのブログ

久しぶりに友達追加。

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突撃コミュニティ開発①スペシャルワンオペばあちゃん

さばいでぃー!

 

普段使いできるシンが2枚しかないので、

シン屋さんに行きました。

美しいサムヌアのシンに心がときめきましたが

420,000KIP(=約5500円)と言われて断念。

 

のちに職場でその話をしたら

「サムヌアのシンはもともと高級だけど、42万は高すぎる!

日本人だから高く言われてるのよ!

今度一緒にシン見に行きましょうね」と。

近々職場の人たちと、ビエンチャン県のシンとサムヌアのシンを

探す旅に出たいと思います。ヤッター!

その言葉待ってたー!笑

 

 

そのお店には色んな種類・価格帯のシンがあり、

機械織りと思われるシンの中に、

ハイブランド感漂うものも見つけました。

伝統はこういう感じで進化していくんですね。

 

突撃コミュニティ開発

 

がっつり活動を始められるのはもう少し先になりそう。

JICAの規定で、バイクに乗れるのは認知の交通事情に慣れてからなので

まだ自分であちこち行くことができません。

あと2か月半・・・長いな~。

 

毎日職場に行って色んな人と話して、

ODOP商品の情報を仕入れたり、

どんな風にODOPを認知しているのかを探りつつ、

誰がどんなことを助けてくれるかも様子見つつ、

何かしたそうにもぞもぞするのが

今の自分の主な仕事(だと思っています)。 

 

とはいえ、何かしたくてうずうずしているのも確か。

市場に行って端から端まで見て回りたい。

いろんな市場や生産者さんのところに行きたい。

 

そういう気持ちも少しずつ色んな人に話していって

「それは〇〇さんに言えばいいよー!」

「今度連れてってあげるよー!」

の言葉が聴けるようになってきた。

焦らない、焦らない!

 

 

 

と・・・いいつつ、

私のお散歩コースの途中にあるずっと近所のシンプルな機織り機が

ずっと気になっていて

前を通るたびにチラチラ・・・チラチラ・・・。

 

 

 

いつも機織り機には布がかかっていて、

おばあちゃんが作業している所は何回かしか見たことがありません。

 

機織りの作業をしているときは、

とても緻密な作業だし話しかけられたら嫌かな~と思って

躊躇してしまいなかなか機会を得られず。

 

今日は機織り機の手前で糸巻きの作業中。

よし!生産者さん視察のつもりで行ってやれ!と

コミュニティ開発という名の突撃お宅訪問してきました。

 

スペシャルワンオペばあちゃん 

 

 

おばあちゃんがゆっくりゆっくり引いているのは

自分で育てた蚕を自分で染めたという糸。

 

藍って何て言うんだっけ・・・。

 

藍、出てこないなぁ・・・。

 

苦し紛れに「自然の色ですか?」と聞いて

 

「もちろんそうだよ」と答えがかえってきました。

 

 

本来人の手で作られていたものが

機械に委ねられるようになったことすら

すっかり忘れてしまうような、美しくて緻密な模様。

 

これはシンの裾の部分です。

この上に同じような色の無地の布を継ぎ足してシンになるものもあれば、

もっともっと広い機織り機で全部一緒に織られることもあります。 

 

 

シンは地方によって織り方や模様も様々。

 

「シン・コー」はこのような「浮織」のことを言います。

一見刺繍のようにも見えますが、これは全く別物。

緯糸を一本一本通すたびに、経糸に色とりどりのシルクの糸や金糸を

くくりつけて出来る模様なのです。

 

「シン・ミー」という別の織りかたは、

日本語では「絣」と言われています。

「シン・ムック」は紋織。

まだまだ知らない種類もありそうです。

 

この地域ではシン・ミーではなくシン・コーが盛んなようです。

 

 

 

「どれぐらいで1枚出来るの?」

 

「急いだら5日ぐらい。でも急いでないから少しずつやってるよ」

 

「いつから機織りやってるの?」

 

「さぁ・・・忘れちゃった!」

 

二人でアハハと笑ったけど、 

 いつ機織りを始めたか覚えていなくても、

この職人の手はこの素敵なシンの織り方を一生忘れない。

蚕を育てて、糸にして、自然の藍で染めて、

模様をひとつひとつ括っていくことを

きっと遺伝子レベルで覚えているんだろうなあ。

 

 

ワンオペでここまでやってしまうばあちゃん。

最後に、「どうやってそんなに細かい仕事ずっと続けられるの?」

と質問してみました。

 

答えは「ゆっくり、ちょっとずつ、やりたいときにやるんだよ」

 

私もその気持ちをお手本に、2年間を、ゆっくり、ちょっとずつ、

丁寧に過ごしたいと思いました。

おばあちゃん、ありがとうございました。お邪魔しました!

 

おまけ

 

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どこもお店が閉まっていて食糧難を迎えていたラオ子でしたが、

3連休が明けて市場にいつもの活気が戻っていて

とてもとても幸せな気持ちになりました。

 

 

おやつ屋のおばちゃんに

「3連休おやつ食べられなくて寂しかったよ」って言ったら

揚げたてのタロイモのフライをトングでつまんでひとつくれました。

 

あのさ、おばちゃん、あつい。あっっっつい。

熱すぎて写真撮るのも忘れました。

 

 

 

その後、甘いもの屋のおばちゃんに

「ビエンチャン県で採れるいちごだよ!」と言われて

10000KIP(=130円ぐらい)で購入。

 

日本のものより種の主張が強いけれど、甘みが強くて美味しい。

自然のいちご は

 

小粒で、不揃いで、色もいろいろ、

それで全然「ぼーぺんにゃん(大丈夫)」なんだよな。

日本の、化粧箱に美しく並べられたイチゴは美味しいけど

この野性味あふれる無骨なイチゴたちも全然負けてない。

 

 

カオチーパテー(サンドイッチ)屋のおばちゃんに

1つ頂戴!って言ったら

「今日はパンが無くなっちゃった!ごめんね!」と

蒸し器からひょいっと摘まんだ肉まんを

私の手のひらに乗せてくれた。

 

だから、あの、熱い・・・熱いんや・・・

今日はそういう日なんでしょうか。

 

 

1つ1000KIP(=13円)と書いてあったので

「美味しかったからもう一つください!」と2000KIP札を出しました。

そうしたら、「最初の1つはお金いらないよ!」と

さらに2つくれました。

おばちゃん、こーぷちゃいらいらーい!(ありがとう !!)

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お腹壊した。でも人が恋しくて外に出た。

サバイディー!

けんへんでぃーぼー?(元気ですか?)

 

私はと言いますと、 

パーティーで食べた何かしらがお腹にさわったのか、

単に美味しい激辛ラープを食べ続けたうえ

下戸なのに「キンビア!キンビア!」とビールを浴びたからなのか

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熱もちょっと出たので、

国際女性デーの3連休はずーっと部屋に引きこもり。

 

耐えられそうなパターンの腹痛は整腸剤だけ飲んで、

熱出たら大量にビタミン摂って、

あとはひたすら水分飲むのが私式です。

今回はラッパのマークの出番なし。

 

連休初日の夕方には結構落ち着いて、

買い溜めしてた雷おこしとミカンも無くなって、

とにかくお腹すいて。

 

それ以上に、フジロックにエルレが出るって聞いて。

京都大作戦も去年中止なうえに今年4Daysで。

ショックが大きすぎて部屋にこもっているのが無理で。笑

 

誰かと話したくて、結局、3日間ともふらふらと外に出ました。

赴任してからの1週間、毎日同じところばかり歩いていたので

もう大通りの人たちには普通に挨拶してもらえます。嬉しい。

今日はそのお散歩コースの雰囲気をお楽しみください。

 

いつもありがと

面倒見の良いにいちゃんたちと、

道の向こう側の広場でボール遊びしてる

末っ子のコンキドゥー(いたずらっ子)。

 

おかあさんはナムパン(フルーツシェイク)屋台をしていて、

いつもニコニコ挨拶してくれるし

注文したら「ちょっと待ってね!」と椅子を貸してくれます。

 

 

かなり広い道路なうえに交通量が多いので

「ハイウェイかな?」と思うほどのスピードを出す大通り。

ナムパン屋さんはこの通りに面しています。

道を渡るときは、ちゃんと弟の手を引くお兄ちゃん。

そしてそのお兄ちゃんをめちゃめちゃ褒める、素敵なおかあさん。

 

ここのおかあさんのナムパンは練乳かなり多め。

あっつい中歩いた後なんかにガッツリ甘いものを飲みたいときは

このお店のシェイクがありがたい。

ただし、練乳かなり多め。

 

 

こちらは、ゲストハウスの裏から見える田園風景。

乾季だから余計でしょうか、まだ陽が傾いて間もないのに太陽が真っ赤。

ずっと喉がいがらっぽいのはそのせいかも。

 

遠くのほうで牛や鶏が啼く声がして、

ずっとぼーっと見ていたくなる景色。

野焼きか夕飯の支度か、

夕方になると街全体から薪や炭を焚く香りがします。

 

 

 

毎日3キロぐらい同じ道を散歩しているけど、

この街で見た外国人は今のところ一人だけ。

はやく見つけて友達になりたいところ。

郵便局も、15キロ向こうか20キロ手前の街にしかない。

銀行もATMが1つか2つか。

 

「世界一何もない首都ビエンチャン」

と呼ばれる国の地方都市に

何かあるワケなかったー・・・。

観光都市はもっと色々あるだろうから、

自分の街を堪能したら色んな所で活動する隊員のところを訪ねたいな。

 

 

この3連休は、いつものおばちゃんたちもお休み。

雷おこしも揚げたタロイモやバナナも買えなくて悲しい。

 

 

いつものサトウキビジュース屋さん。

市場で果物やおやつを買って、ここでおばちゃんと少し喋って、

サトウキビジュース飲みながら帰るのが最近のルーティーン。

 

「これ入れる??」って聞かれたタイ語の小瓶の謎の液体、

前回は断ったけど今回は少しだけ入れてもらってみたら

マニキュアみたいな全然アカン匂いがして飲めなかった。

 

 

 

この屋台のおばちゃんのパパイヤサラダは、とても美味しい。 

塩気が効いてて、ごはんがすすむ!カピ最高!!!

 

夕方になると、まんまるの茄子を表面が真っ黒になるまで炭火で焼いている。

あれもめちゃめちゃ美味しそう。 

 

 

カンボジアでいうノムトムムーンのような、

ココナッツミルクとゴマが香ばしいお手軽おやつも買ってみた。

これ6袋で5000kip(=65円)。

雷おこしも好きだけどこれも捨てがたい。

 

 

市場近くのナムパン屋さん。

ここのナムパンは何を頼んでも美味しい。

フルーツをたくさん入れた濃いシェイクを作ってくれる。

メロンとアボカドが最高に美味しくて、

ほぼ毎日通っているお店。

 

 

そして最後はこれ。

市場の近くにあるフォーやさんのフォー。

しっかりダシの出た黄金色のスープがたまらなく美味しかった・・・!

良いお店を見つけられて大満足の週末でした。

 

家はちゃんと借りれたの?

キッチンないのにどうやって生活してるの?

と色々気遣ってくれる優しいおっちゃん。

 

「3か月の勉強でそんなにラオ語が話せるんだね!

たくさん勉強したんでしょう。

ラオスでボランティアするために

いっぱい勉強してくれてありがとう!」

 

と帰り際に言われて、帰り道ちょっとだけ泣いた3連休でした。

 

二本松でも現地語学学校でも

もっともっと限界までやらなきゃいけなかったし

同期にも全然追い付けていない私ですが

こんな風に思ってくれる人のために

日々1単語でもいいから頭に叩き込んでいきたいと思います。

 

というわけで

特に何もないという事がお分かり頂けたかと思いますが(笑)、

街の人たちみんな温かくて、笑顔で挨拶してくれて、

ついつい部屋を出て誰かと話したくなるのが

ラオスの田舎なのかな~・・・と。

あ~大好きだ~~~。こういう感じたまらなく好きだぞ~~~。