さばいでぃー!
こんにちは、ラオスのラオ子です。日本はゴールデンウィーク10連休だそうですね。誰か来てくれてもよかったんちゃうんか?とプチ憤慨しつつ日々の活動に勤しんでいます、ラオスのラオ子です。
ビエンカムに来て2カ月が経ちました。このへんのブログを読み返して、なんてこった、あの頃のフレッシュな気持ちを返してくれ、と言いたくなるぐらい、任地に慣れてのんびり生活中です。任地に居る隊員は私ひとりだけ。外国人定住者は、話によるとあと2人~3人いる??らしいのですが、日本人は居ないみたいです。ビエンカムで検索してもらったらSEO対策ばっちりだぜイェーイ!と思ったのですが、ビエンカムって色んな場所にある地名で、しかもそっちのほうが有名みたいで、全然でした。残念無念・・・。
ラオガンマにハマりました。
首都に行けば日本の食材はある程度手に入りますが、なんせ割高。だばだば使えるものではありません。そこで私は、食べるラー油を自作して、せっせと野菜やご飯を食べるつもりでいました。そんな折に、訓練所で同じ生活班だった東ティモール隊員が、とってもナイスすぎるタイミングで教えてくれた「ラオガンマ」なる調味料。
Twitterで流れてきたこちらのブログに詳しく書かれすぎているので、私からの説明は何も要らない・・・とにかく食べてみてください!!と言いたいぐらいの美味しさなんですが、せっかくなので少しだけ。(買うときめちゃめちゃ参考にさせていただきました!ありがとうございます。そしてこれからもお世話になります。)
ラオスのラオガンマ売り場
首都ビエンチャンのホームアイディアールのことはこれから「ラオガンマ売り場」と呼ぼうかなあと思っております。
中国のコスパ最強食べるラー油「ラオガンマ」は、ホームアイディアールの中華食材売り場のコーナーに、ぜいたくにフェイスを使って並べられています。
リンクを貼らせていただいたページほどの種類は無いのですが、4種類ぐらい置いてあったように思います。
その中で私がチョイスしたのはこの2つ。
大瓶(左) 牛肉豆鼓辣油辣三丁油辣椒(三種ミックス辣油)
15000KIP(=192円)
小瓶(右) 油辣椒・牛肉豆鼓辣油
13000KIP (=166円)
え・・・安い。
大丈夫か?
と少し心配になりましたが、HACCP、ISO14001、緑色食品(中国の品質証明)取得済みなので、安心して食べられそうです。
特に途上国において、食品にハサップとISOがついてる安心感・・・すさまじい。すさまじい・・・!!「緑色食品」というのは初めて聞いたのですが、中国で生まれた品質証明商標で、今は日本をはじめ8つの国と地域で商標化されているみたいです。知らなんだ!!
ちなみに、パッケージの上からラオ語で貼られている小さな紙は「唐辛子の調味料(マックペット=唐辛子、ジェオ=つけダレのような調味料)」と書かれています。そうだよな、中国語のみのパッケージ、説明なかったらわからんわな。(私もわからん)・・・って、どっちも同じこと書いてるから結局違いは分からないんですけど(笑)
ちなみに、この、一見おっちゃんかと思ってしまう絵は、創始者の女性だそうです。
自分の名前が書けなかったという創始者の陶華碧さんが、田舎の町のさらに田舎で細々と始めた麺屋で提供していた自家製ラー油が美味しいと人気を呼び、ラー油工場を作るに至って、2018年の営業収入はなんと720億円。どういうこと。
”ケニアのHUAWEI食堂にもラオガンマが…”と書いてる記事を見つけたので、もしかしたらアフリカの隊員にもワンチャンある話かもしれません。あったらいいな。あったら、幸せになるよ。探してみてね。
さぁてさぁて。食べましょうかね。
牛肉豆鼓辣油辣三丁油辣椒(三種ミックス辣油)
ではまず、大瓶のほうから。
蓋を開けると、ザーサイの独特の香りが広がります。そして、かりかりした豆腐と、落花生が、これでもかとてんこ盛りに。
もっとオイリーなのかと思っていましたが、めちゃめちゃ具沢山です。
ご飯にのっけるとこんなかんじ。
ザーサイが好きな人はきっとドはまりすると思います!落花生だけぽりぽり食べるもよし、ご飯にかけるもよし、生野菜と和えるもよし。見た目ほど辛くないので、ばくばくいけちゃいます。やばいなこりゃ。
続きまして。
油辣椒・牛肉豆鼓辣油
おお、こっちはオイリー。
スプーンですくい上げると、こんな感じ。肉と味噌が、超こってり。こちらはごろごろの具材は入っていません。
ご飯に載せたところ。山椒の風味が華やかで、先に紹介したものよりもピリ辛です。とにかくご飯によく合う。めちゃめちゃ危険。これでカオニャオ(蒸したもち米)なんてあったら、もう、めっちゃめちゃ危険。永遠に食べちゃう。
活用方法
手始めに、たたきキュウリと和えてみました。こっちの太いキュウリ、ばんっと勢いよく叩いたら中から種が飛んで行って絶望しながら片付けたので、今度から気を付けようと思います・・・。でも包丁で切ってしまうとうまく絡まないから、たたきキュウリ推奨。
写真のものは具沢山のほうでやったものですが、どっちでやっても美味しかったです。軽く塩を振って揉んでから、かたく絞ってやると、水っぽくならず、ラオガンマも薄まらず、食べられます。これ、一生食べていられます。エターナルおやつ。
チャーハンにしたら美味しいという記事を見つけたので、それもやってみました。
あ、あァ、・・・・ (言葉を忘れた人)
このためだけに、チャーハン用にお米炊いちゃいましたよ。こっちのお米の、ハズレだったやつですが(笑)みりんとお塩とごま油ほんの少し入れて。離れもよくなるし、ごはんの味も多少よくなる。
具材はシンプルに卵のみ、味付けはもちろんラオガンマのみ。辛さだけだと思うなかれ、しっかり具材のコクが感じられます。卵とラオガンマのみで十分。他には、何も、いらない。これザーサイ入ってるほうでやっても絶対美味しいな。
そして調子に乗った私は、餃子につけても美味しいかな??と思いつき、それもやってみました。
皮から手づくり(売ってないから)。紫蘇がもっさもさで1束30円ぐらいだったので、これでもかと入れてみました。西日照り付けるトタン屋根の素敵なキッチンで、天井雨漏りしてる??ってぐらい汗ぼったぼたに垂らしながら、無心で2時間かかって包みましたよ。達成感だけで既に美味しいわ。
具材は、豚肉、紫蘇、玉葱、ひき肉、しょうが、大蒜、 貝柱スープ、創味シャンタン、塩、醤油、 砂糖、ごま油。
皮は、中力粉230g、餅粉20g、ぬるま湯160g、塩小さじ1ぐらいでやってみました。ひたすらこねるだけ。
麺棒無いので、ミニソーで買ったタンブラー使って生地を伸ばしたのですが、1枚伸ばしては包んで、とやっていたので結構時間がかかってしまいました。生地が乾燥する&具材が危ないので、次回はこの点を改善していきたいと思います。PDCAサイクル、回します。
こんがり焼けましたので、いざ!実食!
ウワアアアアアアアアアア!!!
いや、ほんとに美味しいです。やばい。紫蘇たっぷりの爽やかな具材ともっちもちの皮に、ぴりっとコクがあって山椒の華やかな香りが広がるラオガンマが、合う!!!!全世界の皆さん!餃子には!ラオガンマです!!!!!!!
残念だったのは、これがこっちの豚肉の限界なのか、結構混ぜたつもりだったのに具材が硬かったです。(脂身少ないところ選んだのが余計だったかな・・・。)次回は買った後自分でもう一回叩いてみようかな。そして、乾季の一番暑い時期の一番暑い時間に一人でやることではないです。苦行以外の何物でもありませんでした。
でも、それを上回る幸福を得られたのでヨシとします。
ということで
ラオガンマの良いところは、とにかく安くて、美味くて、汎用性が高いところです。これで肉焼いても美味しそう。テラピアにつけて食べてもよさそう。カオニャオにも合うし、生野菜もチャーハンも簡単に美味しくなるし、手間もかからんし・・・。ラオ子はこれから、ラオガンマ生活に突入します。今度首都に上がったら別のラオガンマも買いたいと思います。
2018-3次隊、ラオガンマ隊員 ラオスのラオ子がお送りしました。
ちょっと悔しいこと
なんとなく平成のうちにあげたくて4月30日に滑り込みセーフしたんですが、令和前夜で大盛り上がりとかいう事情を全く把握していなくて、思っていたほどアクセスが伸びませんでした・・・(悲)
自分が主張したいことはガンガンしていくスタンスで生きてるので、この食べ物記事に釣られてリンク踏んだ方にも是非読んで頂ければと思います。
そしてなんとなくで始めたみんなのリンク集も良い感じに数が増えて楽しくなってきました。世界中の隊員、海外在住さんのブログばかり集めているので、ぜひこちらもアクセスしてみてください。いや~~~・・・、みんな、みんな癖が強い!癖が強いんや!癖しか無いんや!!(褒めてます)
それから最近、お絵かきにはまりました。画材は、ノート、シャーペン、トイレットペーパーです(笑)
大家の孫ちゃん描いて、こないだこの写真見せたら「ちょっと母さん!ラオ子が描いたんだって!ちょっとちょっと!!」「なになに!まぁぁ~~~可愛い!!ワツァップに送って!!」と大喜びしてくれました。嬉。画用紙に描いて渡したいけど画用紙売ってない。ラオガンマと一緒に都会で仕入れなければ!
追記:
ラオガンマシリーズ(笑)
卵に混ぜて、豚の角煮で作った焼き飯くるんでみた。うまい。