さばいでぃー!
みなさまこんにちは。
ラオスのラオ子です。
引越しがひと段落し、キッチンが使えることに
テンションをあげきった結果、
さっそくコーヒーを飲みまくっています。
1日で70g減ってちょっとヤバいと思ってます。
でもせっかくコーヒー淹れるなら
美味しいお菓子が欲しいところ。
こっちのお菓子じゃなくて、洋風の、食べ慣れた、あれ。
某コーヒーチェーンでバイトしてたときに、
いちばん大好きだった、アレ。
オーブン無いし、乳製品も無いけど、
無いなら無いで、無いなりに、あるもので作ってみました。
シナモンロール
https://cookpad.com/recipe/4778931
分量はここから頂きました。
ポイントは、バターと乳製品が買えない環境で作れるレシピであること。
LL牛乳やパックの豆乳、常温で保存できる
真っ黄色のマーガリンは手に入るのですが、
高いしよくわからないし(笑)、
使わなくていいレシピがあるならそれに越したことはない・・・。
この量で作ると独り暮らしには多すぎるので半量で。
うまくできたら大家さんにもっていこう。
まず買ってきたばかりの中華鍋に材料を全部入れまして。
最初から手で混ぜるとねばねばして大変なので
菜箸である程度まとめまして。
日本から持ってきたシルパッドの上でバッチンバッチンと叩いて捏ねて、
油を薄く塗ったフライパンにまとめます。
夕方5時ごろから始めたのですが、
忘れてたけどここはラオス。さすがの湿度&温度です。
冷蔵庫でちょっと冷やした水でやっても
捏ねはじめてすぐ発酵が始まってしまって、
1次発酵に入って30分もしたら生地がだるだるに(笑
私がパンをガンガン捏ねている間、
大家さんのとこの息子さんたちが外でセパタクローを始めました。
そして私も初セパタクロー。
そもそもサッカーできない、リフティングも2回が限界、
シャトルコックやっても「へたくそ!!!」と言われる私には
セパタクローなど出来るはずがありませんでした。悲しみ。
汗だくすぎて作業が出来ない間にもどんどん発酵がすすんでいきます。
過発酵。そう、まぎれもない過発酵。
1回丸め直してガス抜きし、15分置いているあいだにフィリング作り。
といってもシナモンと砂糖を混ぜるだけです。
本来ならここで、ちょっと小洒落たエンボス加工の
くっつきにくい麺棒なんてあればいいんですが、
あるわけないので菜箸と手で無理やり伸ばしてフィリングをのせます。
上の数センチは巻き終わりのノリシロ分に取っておきます。
2次発酵で切り口がダルダルにならないように、
きゅっきゅっと生地を巻き込みながら巻いていきます。
巻き終わったら、適当な大きさに切り分けます。
炊飯器の中に並べました。
成型後すぐでこれぐらいの大きさ。
乾燥しないようにラップをかけて、炊飯器に入れて2次発酵させます。
途中で開けたら窮屈そうだったので間隔を広げました。
30分後、これぐらいの大きさになりました!
うん、いい感じ。
あとは炊飯器がちゃんと仕事してくれれば・・・!!
じゃーん。
炊飯器は、あんまりちゃんと仕事してくれませんでした。
半生まではいかないけれど、
もうちょっと火入れてほしかった。
あと、フィリングが底で焦げ付いて、パン取るのも洗うのも大変!
何のためにくっつきにくいアルミホイルを買ったのか。
そして作った後にハッと閃いたんですが、
ラオスの一家に一台な調理器具、通称「赤鍋」のほうが
オーブンがわりに使えるかも?!
・・・よし、買うもの決まった。
とはいえ、焼き立てはふわふわ。もちもち。
パン屋さんが無い街でも焼き立てのシナモンロールが食べられて
幸せ、幸せ、幸せすぎました~。
砕いたナッツやドライフルーツ入れても美味しいやろうな~。
首都に行ったときにドライフルーツ買ってくるか~。
2つ食べて残りは即座に冷凍。
解凍するときにフライパンで火入れれば
焼成足りない感は解消される・・・はず?!
納得いかないので大家さんには次回!
・・・というか、カンボジアに居た時に
シナモンを使ったお菓子渡したら
「これはお菓子に入れるものではなくて薬です!!!」と
言われたことを思い出し、
ラオスもそんな気がするので、違うフィリングでやろうと思います。
というわけでQOLぶち上げ大作戦(今決めた)の次の課題は、
- 赤鍋を手に入れる
- 読書用のハンモックを手に入れる
以上の2つです!
ラオ子ベーカリー。
カンボジアに住んでいたとき、無い知恵絞りだして
お菓子やパンを作りまくっていたのが
良いストレス発散になりまして、
今回も自分のために「コレだけはやろう!」と
心に決めていたのが、音楽と料理でした。
もちろん自分で決断して飛び込んできた場所なので
楽しく活動したいし、前向きに居たいと思っています。
ただ、知らない土地、慣れない環境、日本にはない様々な危険、
目の前でラオ語で何か話してるけど頭がざらざらして何にも分からない感じ、
いろんな事が知らない間に負荷になる事を考えて
うまくコントロールしていくのも大切なのかなと。
スポーツや飲み会で発散するもよし、
部屋に引きこもって映画や本の世界に没頭するもよし、
隊員によってその方法は様々ですが、
私にとってのベストは今のところコレです。
カンボジアでは友人・ご近所さんに食べてもらって
「美味しい!」の言葉をもらうまでが
1セットだったのですが、
いかんせん任地は独りぼっちなので、
ラオスの人たちの口に合うものを考えて
キンソム(おやつにすっぱいフルーツを食べる文化)に
新風を吹かせようというところまでが算段です。
みんな優しいから、よっぽど奇抜なもの作らない限り
セーブ(美味しい)ってすぐ言ってくれる気がしますが・・(笑)
本当のセーブが聴けるまで!頑張るぞ!