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突撃コミュニティ開発①スペシャルワンオペばあちゃん

さばいでぃー!

 

普段使いできるシンが2枚しかないので、

シン屋さんに行きました。

美しいサムヌアのシンに心がときめきましたが

420,000KIP(=約5500円)と言われて断念。

 

のちに職場でその話をしたら

「サムヌアのシンはもともと高級だけど、42万は高すぎる!

日本人だから高く言われてるのよ!

今度一緒にシン見に行きましょうね」と。

近々職場の人たちと、ビエンチャン県のシンとサムヌアのシンを

探す旅に出たいと思います。ヤッター!

その言葉待ってたー!笑

 

 

そのお店には色んな種類・価格帯のシンがあり、

機械織りと思われるシンの中に、

ハイブランド感漂うものも見つけました。

伝統はこういう感じで進化していくんですね。

 

突撃コミュニティ開発

 

がっつり活動を始められるのはもう少し先になりそう。

JICAの規定で、バイクに乗れるのは認知の交通事情に慣れてからなので

まだ自分であちこち行くことができません。

あと2か月半・・・長いな~。

 

毎日職場に行って色んな人と話して、

ODOP商品の情報を仕入れたり、

どんな風にODOPを認知しているのかを探りつつ、

誰がどんなことを助けてくれるかも様子見つつ、

何かしたそうにもぞもぞするのが

今の自分の主な仕事(だと思っています)。 

 

とはいえ、何かしたくてうずうずしているのも確か。

市場に行って端から端まで見て回りたい。

いろんな市場や生産者さんのところに行きたい。

 

そういう気持ちも少しずつ色んな人に話していって

「それは〇〇さんに言えばいいよー!」

「今度連れてってあげるよー!」

の言葉が聴けるようになってきた。

焦らない、焦らない!

 

 

 

と・・・いいつつ、

私のお散歩コースの途中にあるずっと近所のシンプルな機織り機が

ずっと気になっていて

前を通るたびにチラチラ・・・チラチラ・・・。

 

 

 

いつも機織り機には布がかかっていて、

おばあちゃんが作業している所は何回かしか見たことがありません。

 

機織りの作業をしているときは、

とても緻密な作業だし話しかけられたら嫌かな~と思って

躊躇してしまいなかなか機会を得られず。

 

今日は機織り機の手前で糸巻きの作業中。

よし!生産者さん視察のつもりで行ってやれ!と

コミュニティ開発という名の突撃お宅訪問してきました。

 

スペシャルワンオペばあちゃん 

 

 

おばあちゃんがゆっくりゆっくり引いているのは

自分で育てた蚕を自分で染めたという糸。

 

藍って何て言うんだっけ・・・。

 

藍、出てこないなぁ・・・。

 

苦し紛れに「自然の色ですか?」と聞いて

 

「もちろんそうだよ」と答えがかえってきました。

 

 

本来人の手で作られていたものが

機械に委ねられるようになったことすら

すっかり忘れてしまうような、美しくて緻密な模様。

 

これはシンの裾の部分です。

この上に同じような色の無地の布を継ぎ足してシンになるものもあれば、

もっともっと広い機織り機で全部一緒に織られることもあります。 

 

 

シンは地方によって織り方や模様も様々。

 

「シン・コー」はこのような「浮織」のことを言います。

一見刺繍のようにも見えますが、これは全く別物。

緯糸を一本一本通すたびに、経糸に色とりどりのシルクの糸や金糸を

くくりつけて出来る模様なのです。

 

「シン・ミー」という別の織りかたは、

日本語では「絣」と言われています。

「シン・ムック」は紋織。

まだまだ知らない種類もありそうです。

 

この地域ではシン・ミーではなくシン・コーが盛んなようです。

 

 

 

「どれぐらいで1枚出来るの?」

 

「急いだら5日ぐらい。でも急いでないから少しずつやってるよ」

 

「いつから機織りやってるの?」

 

「さぁ・・・忘れちゃった!」

 

二人でアハハと笑ったけど、 

 いつ機織りを始めたか覚えていなくても、

この職人の手はこの素敵なシンの織り方を一生忘れない。

蚕を育てて、糸にして、自然の藍で染めて、

模様をひとつひとつ括っていくことを

きっと遺伝子レベルで覚えているんだろうなあ。

 

 

ワンオペでここまでやってしまうばあちゃん。

最後に、「どうやってそんなに細かい仕事ずっと続けられるの?」

と質問してみました。

 

答えは「ゆっくり、ちょっとずつ、やりたいときにやるんだよ」

 

私もその気持ちをお手本に、2年間を、ゆっくり、ちょっとずつ、

丁寧に過ごしたいと思いました。

おばあちゃん、ありがとうございました。お邪魔しました!

 

おまけ

 

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どこもお店が閉まっていて食糧難を迎えていたラオ子でしたが、

3連休が明けて市場にいつもの活気が戻っていて

とてもとても幸せな気持ちになりました。

 

 

おやつ屋のおばちゃんに

「3連休おやつ食べられなくて寂しかったよ」って言ったら

揚げたてのタロイモのフライをトングでつまんでひとつくれました。

 

あのさ、おばちゃん、あつい。あっっっつい。

熱すぎて写真撮るのも忘れました。

 

 

 

その後、甘いもの屋のおばちゃんに

「ビエンチャン県で採れるいちごだよ!」と言われて

10000KIP(=130円ぐらい)で購入。

 

日本のものより種の主張が強いけれど、甘みが強くて美味しい。

自然のいちご は

 

小粒で、不揃いで、色もいろいろ、

それで全然「ぼーぺんにゃん(大丈夫)」なんだよな。

日本の、化粧箱に美しく並べられたイチゴは美味しいけど

この野性味あふれる無骨なイチゴたちも全然負けてない。

 

 

カオチーパテー(サンドイッチ)屋のおばちゃんに

1つ頂戴!って言ったら

「今日はパンが無くなっちゃった!ごめんね!」と

蒸し器からひょいっと摘まんだ肉まんを

私の手のひらに乗せてくれた。

 

だから、あの、熱い・・・熱いんや・・・

今日はそういう日なんでしょうか。

 

 

1つ1000KIP(=13円)と書いてあったので

「美味しかったからもう一つください!」と2000KIP札を出しました。

そうしたら、「最初の1つはお金いらないよ!」と

さらに2つくれました。

おばちゃん、こーぷちゃいらいらーい!(ありがとう !!)

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国際女性デー!ラオスの台所事情を覗き見。

サバイディー!

赴任4日目、ラオスのラオ子です。

今日はInternational Women’s Day前日ということで

事務所でかたかた作業する人はごく一部、

約50名の職員さん総出で準備して

昼間からパーティーでした!

 

パーティーよりも楽しかった、ご飯の支度

旅行で訪れるだけではなかなか見る機会の無い、

外国の台所事情。

ちょうどこの間「ラオス食堂」主宰の方の

お話を聞く機会があり、

私も興味津々で調理風景を見させてもらいました。

 

あ、鶏の屠殺の様子の写真もあるので、

苦手な人はここで回れ右!

 

なぜなら、「今日はパーティーだから!」と、

4羽の鶏がお亡くなりになったからです。。。笑

 

何回見ても、うっ。ってなる屠殺ですが、

鶏やアヒルを絞めるところを見るたびに

「食べる」という事について考えます。

 

 

さて、こちら、今日絞められた鶏さんたちの残骸。

「鶏」から「食材」に変わる瞬間に目を背けるのも、

珍しそうに写真を撮るのも、私だけ。

淡々と「作業」がすすめられる。

なぜならこれが、生き物を自分たちで「調理」する

この国の人たちの「日常」だからです。

 

 

わ、鶏の中ってこんなにたくさんモノが詰まってんだなあ、と

冷静に観察できるようになったのは

カンボジアで初めてこの光景を見てから

何度か回数を重ねてからのこと。

 

 

ぶちぶちと羽を毟る音も、それほど苦ではなくなった。

けれど、最初に血がぱたぱたと落ちるあの瞬間だけは

今でも少し「うっ。。。」ってなります。

 

 

日本のように細かくパーツを分けて調理法を変えることはなく、

(市場ではそういう売り方もしてくれる)

職員のおじさんたちがまな板の上でナタを振りかざして

ダン!ダン!と骨ごとぶつ切りにしていく。

細かく砕けた骨が邪魔をして少し食べにくい。

 

 

その隣では、臭み消しのレモングラスがグサーーーーっと差し込まれた

天然の川魚たちが。

鶏は「うっ」ってなるのに、魚は全くならない。

生まれ育った環境とういうものなのかもしれませんが

自分自身とても不思議に感じます。

 

 

下ごしらえが終わった魚たちは、

たっぷり塩を振られて、七輪の炭火の上で

イイ焼き色が付くまで放置されておりました。

ちなみにこちらはラオスでは「パーニン」と呼ばれる魚で、

日本で呼ばれている名前でいうと「テラピア」ですね。

何のご縁かわたしも海なし県の生まれで

淡水魚を食べる機会は結構あったので、

川魚特有の臭みは全く気にならず。

むしろ、テラピア結構好きです。

 

 

こちらはパパイヤサラダの具となるトマトと

味付け用のライム。

 

 
 
 
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とんとんとんとん。とこのすり鉢の中で叩いているのは

大量の生唐辛子と砂糖、アジノモト、そしてカピ。

ここに、ささがきにした青パパイヤやトマトを入れて

とんとん叩いて味をなじませるのが、

現地の言葉で”タマフン(ຕຳໝາກຮຸ່ງ)”の伝統的な作り方。

 

他にもいろいろ調味料入れると思うのですが、

ここで”センドゥアン!(私のラオスネーム)ビアビア!!”と

ゆるーく始まっていた宴に誘われたのでここまで。

肝心のタマフンをトントンしている動画も撮れず。

 

 

猛烈に美味しかったのがこれ。

絞めたばかりの鶏の砂肝炒め。

にんにくたっぷり、唐辛子も、もちろんたっぷり。

美味しくないわけ無いんです。

 

 

ラオスの人たちの必需品(?)がコチラ、「赤鍋」。

ちょっと深めのホットプレートみたいなものなんですが

結構な火力ですぐに火が通る優れものです。

 

 

あーーーもう美味しそう!!

この状態でいいからご飯にダバッと載せてちょうだい!!!

 

 

そして忘れちゃいけない空心菜炒め。

量が減るので、盛りすぎるぐらい入れても全然大丈夫。

 

 

さきほど絞められた鶏さんたちはこちらでコトコト。

中からは鶏のお出汁のいい香りがしています。

 

 

そして出来上がった料理がっこちら。

 

オカンたちが作ってくれた料理と

持ちよりのヂェオ(ピリ辛のごはんのお供)や卵の炒め物も。

 

「ありの卵入ってないやん」「でも美味しいやろ?」と

オカン同士で鍔迫り合いしている隣で黙々と食べる私。

 

 

男性陣は鶏を絞めたり魚を焼いたり、

女性陣はタマフンを作ったり、

みんなでわいわい準備が進められた会場ですが、

その後は「今日は女性の日だから!」と

男性陣がビール用の氷をサーブしてくれて、

楽しい楽しいパーティーの時間となりました。

 

そのあとはもう、飲んで、踊って、エンドレスです。

 

職員さん「センドゥアン!”メー(母)”は日本語で何というの?」

わたし「”オカン”やな」

みんな「「「オカン!!」」」

職員さん「オカンって呼んでくれてもいいわよ!!」

わたし「オカン~~~💛」

職員さん「いぇ~~~~!!!乾杯~~~~~!!!!」

 

というわけで、とっても楽しい1日となりました。

ごちそうさまでしたー!

 

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活動2日目の所感。ローカル飯は正義。

サバイディー!

 
 
 
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活動二日目。

昨夜なかなか寝れなくて、

お昼にカオピアックを食べた後は睡魔との闘いでした。

ラオスのラオ子です。

 

なぜ寝られなかったかといいますと・・・・

 

ビエンカムの幹線道路、二車線で中央分離帯のある道なので、

車がめちゃめちゃ飛ばします。

 

夜にゲストハウスの前をトラックが通ったら

部屋のあちこちが軋む軋む・・・。

 

単純に、日本人が誰も居ない(であろう)街で

初お泊りということに気を張っていた部分もありますが、

それよりも本当に、車がすごい!

日本の珍走団(死語?)のような人たちも少なからず居ます。

 

歩いてる人の数よりも牛のほうが多そうなので、

3か月後バイクに乗るようになったら気を付けなければと思いました。

バイク VS 牛、100%負けます。

 

 
 
 
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活動2日目。

朝着いたら、「ごはん食べた?」「寝れた?」と

色んな人が挨拶してくれて、

「初めてのホテルだったからあんまり寝れなかった」と言ったら

隣のデスクのお姉さんが早めのお昼に連れていってくれました。

 

 

同じセクションで働く2つ上のお姉さんが

連れて行ってくれたのは、カオピヤック屋さん。

ラオスに来たらぜひ食べて頂きたい、

ツルツルもちもちムチムチの麺が特徴のラオスのソウルフードです。

 

最初に食べたときは「なんだこの謎の食感は」と思いましたが

今はもう2日に1回食べないと落ち着かないぐらい好きになりました。

 

続きましてこちら、カピ。

日本だとエスニック食材店でタイ産のカピが買えます。

えびを発酵させたお味噌で、

エビ味噌チャーハンにしても美味しいし

麺のお出汁に溶いてもコクと塩気が加わって最高だし

そして生インゲンをディップして食べても美味しいし、

というマルチタレントな調味料です。

 

このカピが好きすぎて

二本松訓練所の授業中のあだ名を自ら「カピ」にしました。

 

その話を今日お姉さんにしたらかなりウケていた。

職場では、ラオスの語学訓練校(LJI)で先生に頂いたラオスネーム

「センドゥアン」が採用され

本名で呼ばれることはあまりありませんが、

「センドゥアン、カピっていうあだ名があるって言ったら

ずっとカピって呼ばれることになるから

暫くは言わないほうがいいよ」と言われました。

 

 

そしてアボカドジュースまでごちそうしてもらって

事務所へ戻る。

 

あ、センドゥアンの意味はのちほど。

 

 

ご飯が終わって、またしばらく作業をしていたら、

「センドゥアン!タマフン(パパイヤサラダ)だよ!」

と呼ばれて事務所の裏に。

めっちゃがっつり食べるやん!!という量のおやつ。

 

これが「ラオスの女性隊員は太る」と言われる所以か・・!?

 

 

水牛の皮をサクサクに揚げた、

コレステロールのかたまりみたいなおやつが止まらない。

だってタマフン辛いんだもの・・・。

 

 

そして、お願いしてた住居の内見で一旦事務所を離れ、

1時間後ぐらいに戻ると、

今度はキンビア(飲み会)が始まっていた。

 

出されるがままにチマキを食べる。

お酒は、ほんとにちょっとしか飲めないので

ちょっとだけ飲ませてもらって退社。

 

 

帰りに同僚が最寄りのタラート(市場)に連れていってくれて、

あまーいミカンと、カボチャやタロイモの天ぷらと、

アボカドシェイクをごちそうしてくれた。

 

 

最後にこのブローチをプレゼントしてくれました。

 

一緒にお昼を食べたお姉さんも、

市場に連れて行ってくれた子も、

「来てくれて嬉しい!2年間よろしくね!」と言ってくれて、

休みの日は家に来てね、

来月はピーマイ(旧正月)だから楽しみにしててね、と

私を迎え入れてくれて。

 

ありがとう、嬉しい、以外のことを言いたくても

まだ私のラオ語表現は12色の色鉛筆以下なので

もっともっと豊かに表現できるように

勉強したいと思います。

 

そして、今日、

事前に貰っていたODOP(一村一品)登録商品の

リストを整理していて、

すぐにでも生産者さんのところに行って

色々見てみたい!!という気持ちになりました。

 

が。

 

どの人がどんな仕事していて、

誰に頼んだらうまくやれそうか、

職場の上下関係はどんなで、

アイドルタイムはどれぐらいで、と

同じセクションの人たちの仕事が色々見えてきてからだなと。

 

それまでは、

私がこの1か月でどんなにラオスの事好きになって、

ラオスの人たちの手仕事に夢中か

徐々に知ってもらって。

 

どういう活動をしに来たのか理解してもらえてから、

誰とどんなふうに動くか考えていけたらと思います。

 

焦らない、焦らない。

(と、自分に言い聞かせる)

 

あ、センドゥアンの意味は

「月光」です(笑

先生のセンスすき。

 

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さよならビエンチャン、はじめましてビエンチャン!

 

サバイディー! 

 

首都での語学訓練が終わり、いよいよ任地へとやってきました。

ラオスのラオ子です。

 

同期隊員11人中、わたしが一番最後まで

JICAのドミトリーに残りました。

 

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この見学の最中に旅立った隊員以外は

みんなお見送りできました。

自分が見送られる側だったらたぶん泣いてしまうので

みんな先に行ってくれてよかったです(笑

 

あ、タイトルが少しややこしいのですが、

首都ビエンチャンからお隣のビエンチャン県に移動して

県都の「ビエンカム」というところに赴任しました。

 

ビエンチャンとビエンチャンでややこしいので

首都ではないほうをビエンカム県にすることが

閣議決定したらしいのですが

いつになるかは分からないそうです。

先輩隊員情報。

 

さよならビエンチャン

まずは首都ビエンチャンのこと。

 

首都ビエンチャン、コンパクトで

めっちゃめちゃ住みやすい街でした。

カンボジアに住んでいたときは

1.8ドル均一が出来ただけで

ディズニーランドに行ったぐらいのテンションで

大騒ぎしましたが、

そのダイソーも郊外に1店舗、

研修期間中に近くにもう1店舗できまして、

クイックルワイパーとセスキのシートを大量購入。

ひとまずこれさえあれば

新居の壁と床の拭き掃除は完璧です。

するかどうかは別として。

 

 

Wi-Fiワイワイ(ワイワイ=速い、の意)なカフェも

たくさんあって、

 

 

ラテアートもかわいくて、

プアオーバーで淹れてくれるコーヒーも美味しくて、

 

 

ご飯は安ウマで、

 

交通量多いところでも途切れるの待ってたら

車もバイクも止まってくれたりして。

 

 

メコン川の夕日は綺麗で、

時間も水も流れるのがゆっくりで、

 

 

それでいてメコン川は

夕飯帰りにちょっと話すのにちょうど良くて。

 

下戸な私でも缶1本あけられちゃうビアラオを飲みながら、

楽しかったねー、あっという間だったねー、と

しばしの別れを惜しむのに最高の場所でした。

 

ビエンチャン、めちゃめちゃ好きです。

 

首都まで陸路で2時間弱だったので、

ワイファイワイワイなおしゃカフェに行くことを楽しみに

ビエンチャン県での活動も頑張りたいと思います。

 

ま、公共の交通機関使ったら

そんなにすぐには着かないんですけれども!笑

 

はじめまして、ビエンチャン!

 

 

この地域に協力隊が派遣されるのは

おそらく初めてとのこと。(違ったらすみません!)

確かに1000人も先輩隊員派遣されてるのに

ビエンカムって調べても何も出てこない・・・笑

 

 

ビエンカム郡はビエンチャン県の県都なんですが

想像していたぐらいのほどよい田舎でした。

 

・・・とか余裕ぶってるのもたぶん今だけ、

そのうちチーズ食べたいだのお風呂入りたいだの

わーわー言うことになると思います(笑 

 

 

道中、カウンターパートさんがごちそうしてくれたサトウキビジュース。

まだどんな人かはお互いに分からないところですが、

しばらく滞在するゲストハウス探しにかなり時間をかけてくださり、

あちこち必要なところに連れていってもらったり、

今日は親切にしていただいて本当にありがたかったです。

 

ビエンカムの1枚目の田園風景、実はホテルの裏の景色です。

ホテルの前は幹線道路ですが、

牛も普通に歩いています。

ふんもあちこちに。気を付けないと(笑)

 

日が落ちたら何もすることのなくなった今、

ホテルがワイファイワイワイなのがとにかく救いです。

ネタに尽きない毎日になるか、書くこと無くなって更新が減るか、

まだまだ未知数ですが、

消化できてない首都情報もぼちぼち更新しつつ

ビエンカムの情報を発信していけたらと思っています!

これからもどうぞお付き合いください。

 

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Houey Hong職業訓練センター

サバイディー!

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みんなは任地に旅立ったけど

まだ首都ビエンチャンに居ます、

2018年度3次隊のラオスのラオ子です。

 

 

2月28日、朝から同期隊員が旅立つのを見送って

悲しみのブログを更新したあと、

首都ビエンチャンで活動する同期隊員に同行して

Houey Hong(ホアイホン)職業訓練センターを

視察させていただきました。

 

Houey Hong職業訓練センターとは

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首都ビエンチャンの市内から、北へ車で20分程の場所にある

Houey Hong職業訓練センターは、

ASCW(女性とラオスの子ども支援会)と

APJW(ラオス女性のための雇用協会)の支援を受け、

1998年に創立された施設です。

1999年から2001年にはJICAが助成金を提供しましたが、

協力隊が派遣されるのは今回初めてとのこと。

私は地方隊員ですが、ここで活動する同期隊員とは

デザインの助言などで2年間お世話になるので

創始者のChanthasoneさんへのご挨拶も兼ねて

センター内を見学させていただきました。

 

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赤土の道をがたがたと暫く走ると、森の中に拓けた場所が。

奥のほうからトントンと聞こえてくる機織りの心地いい音に

胸が高鳴りました。

 

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実際にホアイホンで作られた布の展示販売スペースがあります。

どうですか、この美しい色。そして柄。

もーーーーーーーーー本当に素敵!!

いつか、絹織りのシンを誂えたいです。

私の語彙力とカメラの技術では伝えきれないので

ぜひ実物を見て頂きたいです。

自然のもので染めた手織りの布って

こんなにも優しい風合いになるんですね。

ずっと見ていたくなる素敵なシンばかりでした。

 

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日本では明治時代にインディゴの輸入に頼るようになり

天然の藍染の技術が途絶えかけましたが、

今ではいくつかの県で無形文化財に指定されその伝統を守っています。

 

ここホアイホンにあるのも、もちろん天然の藍。

敷地内で取れるタデを丁寧に世話して

このような染液を作るそうです。

幼いころ京都で一度藍染の見学をさせていただいたときは

もっと独特の発酵臭がしたように思いましたが

この染液はそれほど匂いはしません。

原材料、作り方、何か違いがあるんでしょうか。

まだまだ勉強が必要です。

 

 

 

ラック、マリーゴールド、紅の木、ジャックフルーツ、黒檀、

マホガニー、玉ねぎ、マンゴスチンなどなど、

自然由来の染料はたくさんあります。

 

大好きな赤は”ラックカイガラムシ”から。

なんと、私が赴任するビエンチャン県から買い付けているそうです。

ますます胸が高鳴る。

 

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右が、ラックカイガラムシで作られた染液。

まるで鮮血のような鮮やかな赤。 

左はマリーゴールド。美しいアイボリーに染まります。

 

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染めあげた糸は職人さんの手で1本1本経糸に通され、

1枚の布になっていきます。

刺繍がしてあるように見える柄は、

1本緯糸を通すたびに手で括っています。

気の遠くなるような作業をひたすら繰り返し

美しいシンが生まれるのです。

このパターンだと1日に織れるのは20cm。

それでも価格は、数千~数万円です。

こっちの物価に慣れてしまうと高く感じますが

手作業で織られた布がこの価格で買えるのは

まだまだ物価・人件費が安いラオスだからこそですね。

 

ちなみにこの織り手さんはフアパン県のご出身。

フアパン県サムヌアの織物は、市場でも高い値が付きます。

それほど細かく美しいパターンが織られているということ。

私もいつかサムヌアに行ってお気に入りの1枚を見つけたいです。

 

f:id:candyman0618:20190228161557j:plainこちらは経糸に糸を括るだけでなく

緯糸自体に絣の模様が入ったシンです。

緯糸が少しでもずれてしまったら絣の柄は出ません。

絣は地方によって入っていたり、いなかったり。

ボリカムサイの先輩隊員が履いているシンの絣がとても綺麗で

いつも可愛いな~~~と思いながら眺めてます。

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ラックの赤をベースに織られたシンがこちら。

だいたいのシンは、裾の部分にこういったパターンがくるように織られます。

ひっかけてしまうと括った糸が出てしまうので、

本当に良いシンは着ずに飾るんだと語学の先生が仰っていました。

私だったらこんなきれいなシンは着れないなあ・・・。

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学校に通う子供たちの制服から、銀行員さん、先生、結婚式の衣装まで、

シンはラオスの伝統衣装であり、普段着でもあり、そして正装でもあります。

地方によって柄も織り方も異なるこの不思議で魅力的な布、

ぜひラオスに来たらタラート(市場)で手に取っていただきたいです。

 

 

ホアイホン職業訓練センターはもともと

女性の経済的自立を援助するために作られた施設ではありますが、

国の文化や伝統を守り受け継ぐことにも繋がっている

とても素敵な場所でした。 

これから2年間お世話になります。

よろしくお願いいたします!

 

Houey Hong職業訓練センター

www.houeyhongvientiane.com

 

 

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