さばいでぃー!
みなさんこんにちは、ラオスのラオ子です。
前回の記事に引き続き、あいうえおの単語をひたすら解説していくという鬼作業です。たまたまやる気スイッチが入って良い感じだったので朝からやりだしたら止まらなくなり、夜には3本記事を書き、11時を過ぎても止まらず・・・もうちょっと集中力をpwm制御したいというか、毎日ちょっとずつできる性格に変えられないものでしょうか。
「ກ」から「ນ」までは説明しましたので、今日はその続きをやっていきますよ!今日も、読んで書いて聴いて口に出して、インプットとアウトプットで大洪水起こしていきましょう!
では早速!
ແບ້ やぎ
<発音>
ບ (b) + ແx (ᵋᵋ) → bᵋᵋ
<声調規則>
頭子音: ບ (b) → 中子音
音節分類: ແx (ᵋᵋ) → 平音節
声調: x້ → マイトー
よって声調規則は①中平調
やぎの鳴き声っぽいですよね。「べええ~」。うちの近所には「ປິ້ງແບ້」という看板が付いたお店がありました。「ぴんべー」、焼き山羊屋さんです。床屋の椅子とバーベキューコンロが同じ店内に置かれていて、カットもできるし山羊肉も食べられる非常に合理的なお店だったんですが、すぐつぶれました。
ປາ 魚
<発音>
ປ (p) + xາ (aa) → paa
<声調規則>
頭子音: ປ (p) → 中子音
音節分類: xາ (aa) → 平音節
声調: なし
よって声調規則は⑤上昇調
ピンベーと同じ要領で 「ປິ້ງປາ」と言うと「焼き魚」という意味になります。
ເຜິ້ງ 蜂
<発音>
ຜ (ph) + ເxິ (ᵊ) + xງ (ŋ) → phᵊŋ
なんかひとつの子音に色々ついている!!とパニックを起こしそうになったら、一度落ち着いついて分解してみてください。
声調のマイトーと末子音の「ງ」はすぐ分かりますね。
残りは「ເxິ」ですが、これは一番最初に習った基本の母音10個の中にあります。
<声調規則>
頭子音: ຜ (ph) → 高子音
音節分類: xງ (ŋ) → 平音節
声調: x້ → マイトー
よって声調規則は②低降調
ຝົນ 雨
<発音>
ຝ (f) + ໂxະ (o) + ນ (n) → fon
この母音は、短母音「ໂxະ」に末子音が付くことで「xົx」の形に変化したものですね。
<声調規則>
頭子音: ຝ (f) → 高子音
音節分類: ນ (n) → 平音節
声調: なし
よって声調規則は⑤上昇調
ພູ 山
<発音>
ພ (ph) + xູ (uu) → phuu
<声調規則>
頭子音: ພ (ph) → 低子音
音節分類: xູ (uu) → 平音節
声調: なし
よって声調規則は④中高調
ໄຟ 火
<発音>
ຟ (f) + ໄx (ay) → fay
<声調規則>
頭子音: ຟ (f) → 高子音
音節分類: ໄx (ay) → 平音節
声調: なし
よって声調規則は⑤上昇調
ແມວ ねこ
<発音>
ມ (m) + ແx (ee) + ວ (w) → meew
さいごの「ວ」は、末子音です。二重母音の「xົວະ」「xົວ」とは発音が違いますので、しっかり見分けていきましょう。
<声調規則>
頭子音: ມ (m) → 低子音
音節分類: ວ (w) → 平音節
声調: なし
よって声調規則は④中高調
ຢາ 薬
<発音>
ຢ (y) + xາ (aa) → yaa
<声調規則>
頭子音: ຢ (y) → 低子音
音節分類: xາ (aa) → 平音節
声調: なし
よって声調規則は④中高調
ຣົດ 車
<発音>
ຣ (r) + ໂxະ (o) + ດ (d) → rod
<声調規則>
頭子音: ຣ (r) → 低子音
音節分類: ດ (d) → 促音節
母音: 短母音
よって声調規則は①中平調
この文字は仏教用語や外来語でよく使われます。ラオ語では「ລົດ(lod)」という単語も車という意味になりますので、こちらはあまり使われません。
ລີງ 猿
<発音>
ລ (l) + xີ (ii) + ງ (ŋ) → liiŋ
<声調規則>
頭子音: ລ (l) → 低子音
音節分類: ງ (ŋ) →平音節
声調: なし
よって声調規則は④中高調
ວີ 扇子
<発音>
ວ (w) + xີ (ii) → wii
<声調規則>
頭子音: ວ (w) → 低子音
音節分類: xີ (ii) → 平音節
声調: なし
よって声調規則は④中高調
ຫາ່ນ ガチョウ
<発音>
ຫ (h) + xາ (aa) + ນ (n) → haan
<声調規則>
頭子音: ຫ (h) → 高子音
音節分類: ນ (n) → 平音節
声調: x່ → マイトー
よって声調規則は①中平調
ໂອ 桶
<発音>
ອ (ʔ) + ໂx (oo) → oo
母音だけでは文字として成り立たないので、子音無しで母音だけを発音するときは便宜上「ອ (ʔ)」という文字があてられます。子音扱いするときは「オー」と読みますが、実際に書くときは、このように必ず母音とセットになります。なお発音記号として示す場合「ʔ」は省略します。
<声調規則>
頭子音: ອ (ʔ) → 中子音
音節分類: ໂx (oo) → 平音節
声調: なし
よって声調規則は①中平調
ເຮືອນ 家
<発音>
ຮ (h) + ເxືອ(ɯɯa) + ນ(n) → hɯɯan
<声調規則>
頭子音: ຮ (h) → 低子音
音節分類: ນ(n) → 平音節
声調: なし
よって声調規則は④中高調
以上です!
はい!これで子音をつかった全ての単語の紹介が終わりました。
「こんなの使わないでしょ」と思ったあなた!! 大☆間☆
違い です。
「この単語の”そー”ってどっち( ສ or ຊ )の”そー”なの?”そー・すあ”?それとも、”そー・さーん”の”そー??」と言う風に、綴りを聞くときに意外と使います。ラオ人も同じように「”そー・さーん”のそーだよー」という風に教えてくれる人が多いので、現地で読み書きレベルのお付き合いになる方はぜひ覚えてくださいね。
ではまた次回お会いしましょう!
怒濤の更新ありがとうございます。ラオ子さんのブログ内容がおもしろすぎて肝心のラオス語の説明がほとんど頭に残ってないですが、毎回楽しみにしてます。がんばって少しずつ理解していこうと思っておりますので、続けていってくださいね。
naoh!koさん
コメントありがとうございます!嬉しい言葉ばかりでテンション上がって、朝からまた長~~~いのを投稿してしまいました(笑)ありがとうございます!