さばいでぃー!
みなさんこんにちは、ラオスのラオ子です。
また更新する記事が前後してしまいました。本当は前回の記事よりもこっちを先にあげたかったのです。もうぼけぼけです。ぼけぼけ太郎です。
文字の読み書きの要素は①~⑦で説明が終わっていますが、今日はその補足です。
複音節語の声調と文字以外の記号の二つを見ていきましょう。
複音節語の声調
まず「複音節とはなんぞや」というところからお話したいと思います。
わたしたちが普段使っている漢字のように、文字を見ただけでは発音が分からない文字を「表意文字」というのに対し、ラオ語や日本語の平仮名・カタカナのように、文字を見ればその発音が分かる文字のことを「表音文字」と言います。
表音文字の最小単位は「音素」、子音や母音そのものです。それらが組み合わさって発音しやすい音のひとかたまりになったものを音節といいます。
例えば、
ໂຮງຮຽນ
と言う単語は、「ໂຮງ (名詞や動詞の前について、病院や工場などの建物をさします)」と「ຮຽນ(学ぶ)」からできた「学校」という言葉です。
この場合は、ໂຮງとຮຽນに分解して、それぞれの音節の声調規則に従って発音します。
ໂຮງ
頭文字「 ຮ 」+母音「 ໂx 」+末子音「 ງ 」→ hooŋ
①頭子音は「 ຮ 」→低子音
②末子音は「 ງ 」→平音節
③声調符号→なし
つまり④中高調です。
ຮຽນ
頭文字「 ຮ 」+母音「 ຽ 」+末子音「 ນ 」→hian
①頭子音は「 ຮ 」→低子音
②末子音は「 ນ 」→平音節
③声調符号→なし
こちらも④中高調ですね。
つまり「④hon ④hian」と1単語のなかで2回上昇します。
ただし、実際は最終音節以外の短母音の音節は①中平調っぽくなったりします。声調規則通りに発音しているというよりは、最初の音節の子音の声調と最後の音節の声調が大切で、間の音節は少しなめらかになっているような印象です。
ただしこれは、日本語もそうですが「人による」部分もありますので、実際は色々な発音を聞いて耳を慣らしていくのがいいのだと思います。
文字以外の記号 ໆ
ラオ語で使う文字以外の記号についても見ておきましょう。
.
,
…
;
:
“ ”
( )
このあたりは見慣れた記号だと思いますが、
ໆ
これ!!!なんだこれ!!!!初めまして!!!
こちら、「マーイサム」と言います。(綴りが分からない)
日本でいう「 々 」と同じように使い、前の音節を繰り返します。
ໄປ ຊື່ໆ
例えばこちら。トゥクトゥクのドライバーさんによく使う言葉です。
ໄປ = 子音「 ປ 」+ 特別母音「 ໄx 」
(p + ai = pai)
ຊື່ = 子音「 ຊ 」+ 母音「 xື 」 + 声調符号「 x່ 」
(s + ɯɯ = sɯɯ) ※声調符号は省略しています
ໆ マーイサム
ຊື່ を 繰り返す
つまり、「 Pai sɯɯ sɯɯ 」と発音します。
「ໄປ(行く) 」と「ຊື່ໆ(まっすぐゝ)」で、「まっすぐ行く」という意味になります。「すーすー」は音程がかわらずずっとまっすぐです。
もうひとつ見てみましょう。
ເລື້ອຍໆ
こちらはどうでしょうか。
ເລື້ອຍ =
子音「 ລ 」+ 二重母音「 ເxືອ 」+ 末子音「 ຍ 」 +声調符号「 x້ 」
( l + ɯɯa + y) ※声調符号は省略しています
るあいるあい。声調符号「x້ 」がついているので、「る」が高い音から始まって、「あい」はすとんと落ちます。
このように、会話や文章の中で時々出現する記号ですので、覚えておきましょう。
ラオスのラオ子🇱🇦実家のピーになる’s Instagram profile post: “レンテン族の手刺繍コースター。 あぁ…帰りたい… #ゆるゆるらおす #レンテン族”
まとめページ作ってみました
今日は日曜日なので軽めに終了です。
一覧からぱっと飛べたら便利かなあ・・・と思って、まとめページ作ってみました。どうでしょうか?
こうやってリンク並べてみると、結構積み上げました?!
いえいえ、「数こなしてなんぼ」的な感じで、要素の説明だけぽんぽんぽ~んとしてしまっているので、これからはラオ語の単語をばんばん出して、実際に読みまくる!というのをやっていきたいと思います!
分かりにくいところがあれば重点的にやりますので、是非教えてください。よろしくお願いします!