ສະບາຍດີ!!
こんにちは、ラオスのラオ子です。「ラオ語読み書き講座」気づけばこれで15本目となりました。
今日は、前回学習した「数字」を使って、実際に数字を読んだり書いたりしてみましょう。
の前に!
前回のおさらい
ずらーっと並べただけで終わってしまったので、表にまとめてみました。
せっかく兄からペンタブを譲り受けたので、副教材も作れるようになってみたいなと思いながら・・・センスがなくて一向に進まないので、ひとまずパワポで作った、「THE☆表」な画像でも貼らせていただくことにします。
0~9
日本語が漢字で「一二三四」と書くように、ラオ語にもラオス数字があります。お札でしか見た事ありません。私の上司も、「見ながらじゃないと書けないよ~ははは~」と言っていました。
10~90
変則的なのは、10、20と、1の位が1になるときでしたね。30~90は同じ規則ですのでそれほど難しくありません。
単位
ここまで覚えたら、あとは組み合わせて読んだり書いたりできれば数字はクリアです!
数字のラオ語読み
では、おさらいも済んだところで、実際に数字を読み書きしてみましょう!!
なお、より日常で使うかたちに近い表現になるよう、実践編では以下のように統一していきます。
①低子音に「ຫ」がくっついて高子音になるときは、一筆書きの文字があればそちらを採用
ຫນ → ໜ、 ຫມ → ໝ
②百の位は、「ຮ້ອຍ」ではなく「 ລ້ອຍ」を採用
③万の位は、「ໝື່ນ」ではなく「ສິບ ພັນ(10千)」の表現を採用
それでは、いってみましょう!
15
ສິບຫ້າ
ສິບ + ຫ້າ
これはもう簡単ですね。「10」と「5」で「15」です。ここで躓いてしまった方は、無理にすすんで躓きっぱなしになる前に、前回のブログでもう一度さらっと復習してきてくださいね!!
21
ຊາວເອັດ
ຊາວ + ເອັດ
20は「ສອງສິບ」ではなく「ຊາວ」、そして10の位に1がくっつくときは「ໜຶ່ງ」ではなく「ເອັດ」でしたね。
330
ສາມລ້ອຍສາມສິບ
ສາມລ້ອຍ + ສາມສິບ
ちょっと長くなってきました。数字を覚えるのと一緒にぜひ意識してほしいのが、「ラオ語の区切り方」です。ラオ語は英語のように1単語ずつ区切らないので、自分で単語に区切っていく必要があります。
その時にひとつのヒントになるのが、末子音です。この中でいうと、
ສາມລ້ອຍສາມສິບ
赤字で書いたところがすべて末子音ですね。末子音は、平音節5種類(ງ ຢ ນ ມ ວ)と、促音節3種類(ກ ດ ບ)、計8種類のみです。見分けるポイントは、母音がついているかどうかです。赤字部分はすべて、どこにも母音がついていませんよね。
末子音以外で終わる単語ももちろんたくさんあるのですが、先生に「どうやって単語を区切ったらいいんですか」と聞いたら「単語を覚えるしかありません」と返されました(当たり前なんですが笑)。複音節語が連なった普通の文章では、もっともっとややこしくなっていきますので、今のうちに「ラオ語を区切れる目」を鍛えていきましょう!
4,829
ສີ່ພັນແປດລ້ອຍຊາວເກົ້າ
ສີ່ພັນ + ແປດລ້ອຍ + ຊາວ + ເກົ້າ
4千、8百、2十、9 と順に並んでいます。
これはそんなに難しくありませんね。次、次~!
93,000
ເກົ້າສິບສາມພັນ
ເກົ້າສິບສາມພັນ
でました!こちら、「93千」の言い方です。
「9万3千」の言い方も不正解ではありませんが、本当にびっくりするぐらい日常のお金のやりとりで「万」の単位を使いませんし、万の単位で区切るのはそんなに難しいことではないと思うので、この言い方に慣れるように練習していきましょう。
500,500
ຫ້າແສນຫ້າລ້ອຍ
ຫ້າແສນ + ຫ້າລ້ອຍ
「50万」と「5百」です。どこで切るか分かるようになるとそんなに難しくありません。
ちなみにラオスの100,000ກິບ(キップ、ラオスの通貨)は日本円でだいたい1200円ぐらいなので、「1000円(せんえん)はだいたいໜຶ່ງແສນ(ぬんせん)ぐらい」って覚えてました。(この覚え方をしたことによって、ໜຶ່ງແສນは1000ກິບだという記憶障害を起こし、赴任直後にひとりパニックになったのは内緒です。)
6,543,210
ຫົກລ້ານຫ້າແສນສີ່ສິບສາມພັນສອງລ້ອຍສິບ
ຫົກລ້ານ + ຫ້າແສນ + ສີ່ສິບສາມພັນ + ສອງລ້ອຍ + ສິບ
ここまでくると、どこで切ったらいいのかわからなくなりますよね。
落ち着いてください。6百万、50万、43千、2百、10、と数字を区切っていけば、習った単語ばかりです。
「最後の10(ສິບ)は”ໜຶ່ງສິບ”じゃないの?」と思われた方、後出しですみません。10、100、1000などの場合に限り「1」は省略しても大丈夫です。私の経験則ですが、100以上の位のときはໜຶ່ງも付けているイメージですが、10の位の時は付けないほうが自然だと思います。
問題を解いてみましょう
次の2つをラオ語で書いてみてください。
①1,111,111
②2,222,222
冒頭で「使わないので飛ばします!」と言った「万」の単位を使った書き換えも、やってみてください。「百」の単位も、今までの例で使わなかったほうで、書けますか??
このサイニャブリ県の手刺繍の布、巻きスカートにできるぐらいの大きさなのですが、なんとແປດແສນກິບぐらいです。高いですか?安いですか??私はめちゃめちゃ安いと思います。
では答え合わせ。
1,111,111
ໜຶ່ງລ້ານໜຶ່ງແສນສິບເອັດພັນໜຶ່ງລ້ອຍສິບເອັດ
ໜຶ່ງລ້ານ+ໜຶ່ງແສນ+ສິບເອັດພັນ+ໜຶ່ງລ້ອຍ+ສິບເອັດ
1百万、1十万、11千、1百、1十、1 と区切ることができます。
「万」を使った書き方をするならば、
ໜຶ່ງລ້ານໜຶ່ງແສນໜຶ່ງໝື່ນໜຶ່ງພັນໜຶ່ງຮ້ອຍສິບເອັດ
ໜຶ່ງລ້ານ+ ໜຶ່ງແສນ+ ໜຶ່ງໝື່ນ+ ໜຶ່ງພັນ+ ໜຶ່ງຮ້ອຍ+ ສິບເອັດ ですね。
2,222,222
ສອງລ້ານສອງແສນຊາວສອງພັນສອງລ້ອຍຊາວສອງ
ສອງລ້ານ+ສອງແສນ+ຊາວສອງພັນ+ສອງລ້ອຍ+ຊາວສອງ
2百万、2十万、22千、2百、2十、2 と区切ることができます。
これも「万」と「千」を分けて書くと、
ສອງລ້ານສອງແສນສອງໝື່ນສອງພັນສອງຮ້ອຍຊາວສອງ
ສອງລ້ານ+ ສອງແສນ+ ສອງໝື່ນ+ ສອງພັນ+ ສອງຮ້ອຍ+ ຊາວສອງ となります。
変則づくしで難易度高めの2問にしてみましたが、解けましたでしょうか?
お役立ちYoutubeリンク
連続した音声で聴けますので、ぜひ聞き流しに使ってくださいー!
数字以外の成分多めですが、めちゃめちゃ癒されるのでこちらもおすすめします。
ばーんこんこーい♪
今日はここまで!
この「ラオ語読み書き講座」も気づけば15本・・・もうしばらく、こんな感じで簡単な単語の説明を続けていく予定です。
難しい読み書きの部分を突破したら、あとは既存の音声付教材で十分勉強できますので、もし「そろそろいけそうだな」と思った方はぜひポチッとしてくださいねー。