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ラオス南部の町「パクセ―」4泊5日の旅 後編

さばいでぃー!

こんにちは、ラオスのラオ子です。

 

www.laoko.net

 

前回更新したこちらの記事の後半戦です!!

 

8月12日 

この日は朝からボラベン高原、滝、とガッツリ観光、の予定。

 

 

 

とりあえず腹ごしらえが大切だと聞きましたので、ワッフルと唐揚げを交互に食べてみました。カロリー不足で、途中で倒れてはいけないので・・・。

 

 

そしてドライバーつきのレンタカーでほとんどカロリーを消費せず向かったのは山本ファームさん。

 

 

このあとコーヒー飲むとビタミンが壊れるんだよなァ・・・と、いちごスムージーを摂取。

 

めっちゃ濃い!!ちゃんと甘酸っぱい!!いちごの味!!!!!!!!最高!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

同期が頼んだあったかい苺ラテも美味、そしてトマトジュースも大変美味でした。乾季であれば、イチゴ狩りができるんだそうです。12月~1月ごろ・・・もう一度・・・行きたいなあ。

 

山本ファームさんのコーヒー豆、カトゥアイ種のものも買って帰りました。お豆が粒ぞろいで、ふっくらまるくて、可愛い。ハンドピッキングが丁寧なのが素人目でもよくわかりました。レビューはまたそのうち別記事で・・・。

 

 

そしてパクソンハイランドでコーヒーノキを見ながらコーヒーを頂きました。その場にあった一番高いコーヒー豆を頂いてきました。コーヒー好きにはたまらないなあパクセ―。パクセ―に住んだらやばかっただろうなあ。

 

 

そして我々は滝へ。パクセ―で有名な滝といえば、ラオスいちの落差のタッドファーンと、ラオスいちの滝幅のタッドニュアン。こちらはタッドファーンです。

 

雨期中盤ということもあり、こんなに遠くに居ても「ドドドド」と水音が轟いて地響きがしてきそうな程。カメラを準備している間にあっというまにモヤがかかったと思ったら、すぐに晴れて綺麗な虹が。

 

落差200mの神聖な滝、観光客がほとんどいない静かな空間で、大自然の力強さを感じられる、素敵な場所でした!

 

 

 

街へ帰る途中、道ばたに竹製品がたくさん並んでいるのを見つけました。私の任地にも竹製品が有名な村がありますが、ティップカオ(蒸した糯米を入れるための竹のおひつ)のデザインや、ザルの形状も、なんとなく違うような。

 

シンと同じように、竹製品にも地域差があるようです。

 

 

街に戻ったわたしたちは、カニ入りのカオピヤック屋さんへ。

 

とろみのついたおだしはしっかりとカニの風味。麺にしっかり絡むスープがたまりません。はぁ~~・・・残ったスープ、タンブラーに入れて持って帰りたいぃぃ…

 

 

その後、織物の村へも足をのばしました。

 

 

街の中心地から十数キロ離れた、サパイ村手工芸センター。

 

 

トキメク布には出会えず、見学だけさせてもらって帰りました。

 

パクセ―の大きな市場を見たときも感じたのですが、もっといろいろな、南部の織りに出会えるかと思いきや、あまり「おぉぉお!!」と思うものがなく・・・。タイ、ベトナムに囲まれた地形がそうしたのか、もともとの文化なのか、織りが有名な場所がないのか??そのあたりは、8月から新しくチャンパサック県に赴任したコミュニティ開発隊員が今後教えてくれるとして・・・。

 

 

結局、滝のまわりのお土産屋さんで買ったコットンのシン1枚にとどまったため、シンを買おうと思っていた分の予算で贅沢してみました。任地では食べられない、牛肉。食べたくても売ってない、牛肉。ああ・・・うめぇ・・・。

8月13日

 

13日は、日本から団体で見学に来られていた先生方に同行させて頂いて、チャンパサック県病院で働く同期隊員とTTC(教員養成校)に居る先輩隊員の見学を。とはいえ一日見学となるとカロリーを使うので、まずは腹ごしらえから。

 

クロワッサンと・・・

 

 

ベーグル♡

 

正直「どっちかでよかった」感はありますが、クリームチーズとブルーベリージャムなんて最高の組み合わせ、ラオスに来てはじめて食べたので、泣きそうでした。

 

 

そして県病院へ。同期隊員はここで5SやKYT、BLSの普及をしています。

 

え?なんのこと?何それ?・・・って協力隊になるまでは何も知らなかったのに、色んな人と色んな話を聞いてるうちにいろんな職種の事を知れるのが協力隊の素敵なところだなって思います。

 

詳しいことは私もよく分かりませんが、院内環境の整備やサービスの向上、救命措置の講習など、直接的な医療行為以外にも患者さんのために必要とされる事はたくさんあるようです。それを現地語で・・・。すごいなあ。

 

 

「デングがアウトブレイクして、このフロア一面踏み場がないぐらい患者さんが居た」と淡々と話す同期に一同震え上がりましたが、それが収まった今もデング患者専用の部屋にはたくさんの患者さんが。

 

向こうから挨拶してくださったラオ人の方にお話を伺っていると、「孫が入院してて、いま診察中だから待ってるのよ」「お母さんに会いに来たの」と、自分の治療以外で来られている方も多く、ラオスの医療は家族が支えているのかなあと感じました。

 

日本では助かる命も途上国ではその限りではなく、助かったとしても治療費が払えなければ治療が続けられないというもどかしさの中活動する隊員の葛藤を、色んな国の色んな隊員から聞きます。死生観も医療の制度も自分たちには変えられないことで、その中で自分にできる事を探してやっていくというのは、とてつもなくタフだよなあ・・・。人が生まれる場所、そして亡くなっていく場所で働くというのは、自分には想像ができない事で、今まで一緒に訓練を受けていた同期がこんな風に自分と全然違う場所で活動しているのは、とても刺激になりました。そして、他の同期がどんな風に活動しているのかも、見に行ってみたくなりました。貴重な機会をありがとう。

 

 

夜はカルダモンたっぷりのトルココーヒーをキメたあと、見学に同行させていただいた先生方と一緒にイタリアン。この滞在中2回目の、チーズとサラミの美味しいお店です。

 

カンボジアから帰ったあと小学校~大学でお話させていただく機会が4回ありましたので、ラオスで何を見てどう感じたか、それを生徒さんにどう伝えていかれるのか等、色んなことを話していただけました。この旅でご一緒させて頂けて嬉しかったです。ありがとうございました。

 

8月14日

 

さーて最終日。朝イチの便で帰る最北端隊員を見送りに、みんなで空港へ!そして朝カフェ!

 

 

また空港で要らんもん買ってもうた・・・。かわいい・・。

 

った後、街歩き。 

 

 

せっかくコーヒーの街に来たのにフルーティーなコーヒーが恋しくなって、イェルガチェフのプアオーバーを注文しちゃいました。

 

 

このカフェのお豆は、以前同期が首都にきたときにお土産にくれたのですが、ハンドピッキングが丁寧でとっても美味しかったのです。

 

今回もたくさん買って帰りたくて、前日に一旦寄っていたのですが、「明日きてくれたら煎りたてを渡せるよ!」と言ってくれたので、最終日にもう一度来ることになりました。

 

美味しいイェルガチェフ飲みながら「夕方また来るからね!」ともう一度確認して、プーサラオという山の上のお寺へ。

 

 

見たらわかる、降りれへんやつや! 

 

高いところがダメな私には絶対に降りれない階段。車で上までのぼるまわり道もあるそうなので、プラスで料金を払ってでもトゥクトゥクに上で待っていてもらえばよかった・・・。後悔先に立たずですが、なんなら次回はのぼりもトゥクトゥクにします。膝ががくがく笑ってまともにのぼれない。

 

 

ほら見て。階段の途中が見えない。意味がわからない。どうやって登ってきたの??登山よりきついんだけど。

 

ここまで登り切ってやっと半分ぐらい。階段はゆるやかになりましたが、まだまだ山を登ります!

 

 

彼も頑張ってのぼります。あとで虫博士の隊員に確認したところ、毒はないけどめっちゃクサい模様。

 

カンボジアで働いてた時に同僚がこいつを見て「刺されたら死にます!!」ってヒーヒー言ってたけど、死なないみたいだよって教えてあげたい。

 

 

カラフルなイモちゃんも。今の同僚に確認したところ、これは食べないそう。多分毒があるし、そもそも美味しくなさそうとのこと。

 

この、日本人には無い「食材のライン」を越えてくるかどうかという、虫に対しての感覚。最近それを覚えたくて、積極的に食虫してます。

 

 

そして到着!!こちらがワットプーサラオからのメコン川の眺め!

 

 

その眺めを年中無休で独り占めするゴールデンブッダ。でけぇ・・・。

 

 

もう少し歩いていくと、小さなゴールデンブッダがみんな街のほうを見下ろしています。

 

 

その奥にあった寺院。この色彩感覚。かっこよすぎる。

 

その後、お参りに来ていた政府ナンバーの方たちが快くピックアップトラックに乗せてくれて、私は快適に下山することができたのでした。

 

 

 

街に戻ってきた私たちは最後の食事。結局アタらなかったのでよかったのですが、中身まっピンクのパテがもりもり挟まったハンバーガーを食べました。せっかく大きいのを頼んだのに、肉の生具合を見て食欲がどこかに行ってしまい、1/4ぐらい残しました。ごめんなさい、お肉の神様。

 

 

いよいよ私たちも空港へ!朝に行ったカフェを再度訪れると、ちょうど焙煎中でした。ビエンチャン市内にあるような大きな焙煎機が見当たらなかったので、どこかで焙煎したものを持ってくるのかと思いきや・・・こんなかっこいい機械使って焙煎するんですね。

 

 

自分用とお土産用で、このコーヒー屋さんのものだけで10袋買って帰りました(笑)

 

他のコーヒーと合わせて3キロオーバー。

 

 

ビエンチャン到着後に、飛行機からターミナルまでのバスの中でコーヒー豆のシルバーパックを大量に持っている欧米人男性を発見。ほかにも美味しいお豆がどこかにあるという事なのかな。もしそうならあと1回は行かなきゃならんな。

 

 

最後はビエンチャンで、胃にすとんと落ち着く日本食を食べて、パクセ―3泊4日の旅、これにて終了!

 

まとめ

パクセ―の街のいいところをあえて3つに凝縮するなら、

 

①街の規模がほどよい!

 

②おしゃカフェ・おいしいレストラン多数!!

 

③観光できる場所が豊富でしばらく飽きない!!!

 

でした。

 

パクセ―から更に南に下ったカンボジアとの国境のあたり、「シーパンドン(4000の島)」のメコン川が絶景、かつ川イルカも見れるとのことで、次回はパクセ―を経由してシーパンドンにも足を延ばしてみたいと思いました。

 

任期中にあと1回ぐらい行けたらいいなあ・・・。

 

泊めてくれた同期隊員ありがとう!またおじゃまします♡

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ラオス南部の町「パクセ―」4泊5日の旅 前編

さばいでぃー!

ご無沙汰しております、ラオスのラオ子です。8月10日~14日まで、ラオス南部の「パクセ―」という町で活動する同期隊員を尋ねて、4泊5日の旅行に行ってきました。

 

 

私の任地からは700キロほど離れているため、今回は首都ビエンチャンから飛行機でひとっ飛び。隊員にとってビエンチャンからパクセ―へのチケットは定価だと決して安い買い物ではありません。

 

ところが!ちょうど旅行を計画していたおり、唯一国内での使用が許されている「ラオス国営航空」がとんでもない価格でプロモーションを出してくれた!!「アリガトウゴザイマアアアアアス!!!」と言わんばかりに飛びついて、秒速でチケットを取りました。

 

さてさて、そんなパクセ―旅行のレポートですが、写真たっぷりになってしまったので、前編・後編に分けてお送りいたします!まず前半から。

 

8月10日

同期隊員と一緒にパクセ―へ!ルアンナムターからの同期隊員は前日にフライングパクセ―していたため、私と同期の2人でパクセ―に飛ぶことになりました。

 

 

パクセ―についてまず驚いた、挨拶がわりのサソリ。(死んでます)あったかいところに・・・南に来たんだなァ・・・。と、しみじみ。

 

 

現地で合流してまず向かったのはカオピヤック屋さん!

 

日本のうどんと同じように、具も麺の形状もダシも地方によって異なるのがラオスの麺料理の楽しいところ。南部のカオピヤックは魚のほぐし身がたっぷり。魚から出た美味しいおだし、しみる~~~~~~!

 

 

そして街中のオシャカフェへ。こんなに可愛いデザートが食べられるなんて… 幸せ….

 

来て早々食べすぎでは?と思われたかもしれませんが、この後結構な運動が待っていますので、大丈夫です!0kcalです!

 

 

さて!観光にうつりましょう。

 

腹ごしらえを終えて向かったのは、世界遺産の「プラサート・ワットプー」。中心地から約50kmのこちらの遺跡まで、同期の大家さんが送ってくださいました。あああコープチャイ・・・。

 

入り口にはナーガの頭。クメール様式の寺院は入り口にナーガの頭があり、参道の両側にナーガの胴体が続いているところがたくさんあります。ここのナーガの頭の数は7個、アンコールワットと同じです。天空の城ラピュタに似ていると言われているベンメリア遺跡は5つ、コンポンクダイは9つと、時期(王様?)によって頭の数が異なります。

 

 

参道に立ったときに、「帰ってきたぁ・・・」という感覚になりました。何故ならここ、クメール様式の遺跡なのです。2年住んだカンボジア。人がくるたびあちこちの遺跡をまわりました。それになんとなく似ている。ここはプレアヴィヒアかな??と錯覚しました。

 

両脇にはリンガ。こちらも修復した形跡なく綺麗なまま残されていて、驚きました。

 

 

参道から本堂までは、ゆっくり歩いて20~30分ぐらいかかります。手を使わないと、登り下りが難しいような場所もあります。歩きやすい靴と水分を忘れずに!

 

 

空港に着いたときは雨、遺跡に着いたときもまだ少し降っていて、川みたいに雨水が流れている中を歩きました。はあ~、結構来たね!と、来た道を振り返って、「ああ、雨期に来てよかった!」と心の底から思いました。鮮やかな緑がどこまでも続いているこの光景を同期と一緒に見に来れてよかったです。

 

 

途中の仏様にお参りしつつ、本堂までたどり着きました。レリーフもやっぱり、どことなく「ただいま」感。天女アプサラ―、アンコールワットのものより豊満な気が・・・?

 

 

この仏像がいつのものかは調べてみてもよくわかりませんでしたが、ちゃんと頭が4つとも残っているのを見て思わず「おお!!!」と声が出ました。カンボジアの遺跡のものは、盗掘されたり宗教の廃止のために破壊されたりと、首から上が無いものが多いのです。

 

ちなみにこの本殿内にはシヴァ伸に奉納されたリンガとヨニがセットで置いてあったそうですが、今は博物館に移されているそうです。

 

 

 

ワットプーは、2001年にユネスコの世界遺産に登録されています。ワットプーが最初に建てられたのは5世紀後半、このあたりの街が王都だったころ。はじめはシヴァ神を祀ったヒンドゥー教寺院として創られましたが、11世紀、カンボジアでジャヤヴァルマン4世が「コ・ケー」遺跡群のプラサット・トムを創建していたころに建て直され、クメール王朝が滅んだあとこの寺院はラオ族に引き渡されました。今は上座部仏教の寺院として機能しています。 

 

仏像にしてもレリーフにしても、修復の手があまり入っていないように見受けられましたが、それでもかなり保存状態が良いように感じられました。

 

 

雨期に来てよかった!と言いましたが、きっと乾季は乾季で違った美しさがあるに違いない。高所恐怖症には辛い帰り道でしたが、また来ることにしましょう。ありがとうワットプー。

 

 

さて、今日は初日ということで、ワットプーから市内へ戻る途中のホテルにお泊りです。ワットプーからここに到着するまでの間に某ホテル予約サイトから予約したので、当日料金でめちゃめちゃお得に泊まることができました!

 

 

客室棟は上下で別の部屋になっていて、メコン川沿いにずらりと並んでいるので、どの部屋からもメコン川を一望できます。

 

 

全面ガラス張りの部屋から、こーんな雄大な景色を眺めて、ゆったりとした時間を過ごしました。 

8月11日

 

ホテルのバイキングを楽しんだあとは、ホテルに荷物を預けてレンタサイクルで田舎の景色を堪能。

 

 

汗だくでたどり着いたのは「チャンパサックwith love」という素敵な名前のカフェ。

 

 

 

 

ここでもメコンビューを楽しみながら、お茶して、スイーツ食べて、ポテト食べて・・・。

 

食べすぎ?いやいや、自転車漕いだから0kcalです!

 

 

おじゃましました。

 

 

パクセ―の街に戻って、街歩き。この感じ、プノンペンなんだよなあ・・・。

 

 

そしてここで、おやつタイム。美味しいアイスコーヒーとパウンドケーキ。幸せだー。

 

 

夕飯は、隊員おすすめのイタリアンで。

 

 

 

 

 

チーズとサラミの盛り合わせがとにかく最高でした。ラビオリもペンネもピザも、もちろん美味。現地語で「ピッザァー」と書かれた看板がうちの近所にひとつだけありますが、カオピヤック食べてる人しか見た事がありません。やはりパクセ―、大都会です。経済特区がある場所は違うなァ・・・。

 

というわけで、後半に続きます!