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『Made in Laos 2019』に行ってきました

さばいでぃー!

こんにちは、ラオスのラオ子です。

 

「●●さんは元気にしてるの?」と、以前出張に同行してもらった同期についてカウンターパートが訪ねてきました。「楽しそうにカメムシ捕まえて食べてたよ、ホラ」と写真を見せると、「美味しそうね~!!ラオ子は食べたことある??ないなら、今度カメムシ持ってきて皆で食べましょうね!」と。

 

私、食虫は全然抵抗ありませんが、カメムシは素揚げがいい。ヂェオ(すりつぶしたペースト)は、無理かも・・・。「日本ではこの虫のこと『ヘコキ虫』とも言って、良い匂いじゃなくて臭く感じるんだよ~。だからジェオじゃなくて揚げカメムシでよろしく!」と言うと、「ラオスにも『ヘコキ虫』っていう名前の虫居るけど、別の種類だしめっちゃ危ないから絶対食べないよ」と上司。

 

調べても何も出てこないので、「臭い虫」で画像検索をかけて「この中に居る?」と聞いてみると、居ました居ました。ほんま便利な世の中やな。

 

どうやら『ゴミムシ』という虫のことをラオスではແມງ(虫)ຕົດ(おなら)というんだそうです。日本でもへっぴり虫って言ってたかな、そういえば。

 

この虫、見た事あっても特に気にとめたことは無かったのですが、どうやらカエルに丸飲みされたときに有毒かつ100度以上の高温のガスを噴射することで吐き出させて生き延びることができるというなかなか危ない虫らしく、いろんな虫を普通の食糧として考えているラオスの人も絶対に食べないみたい。いろんな虫を食べるけど、あらゆる虫を食べるわけではないんだな。奥が深い。

 

この虫の出すおならは「ກິ່ນ(臭い)」で、カメムシは「ຫອມ(いい香り)」、本当にわけがわからんな。ラオスおもしろーい!

 

 

そんな私は、日曜日にこの記事を書きながら、鈴鹿サーキットで行われた『鈴鹿8耐』という、読んで字のごとく8時間走り続けるバイクレースに夢中になっておりました。最後の数分で起きたトラブルの数々と、それによって1位独走だったKawasakiがリタイア扱いになるという暫定結果に微塵も納得がいかず、Instaのストーリーに恐ろしい量の殴り書きを投稿し、現地や中継でレースを見ていた兄妹、某バイク会社に勤める友人、南アに居るシニアボランティア隊員さんに悔しさをぶつけ、悶々。結局、翌日の公式の発表で暫定結果が覆ってKawasakiが一位になりましたが、・・・来年は頼むで!

 

その翌日の月曜日、なんとか2号計画書を出し終え、これからは自分の任地での活動と並行して次のイベントに向けて動き出します。ラオスはコミュニティ開発・デザイン隊員6名(+8月後半に任地に配属される新隊員2名)の大所帯で動くイベントが年に何回かあるので、8月は主にそちらのイベント準備をメインに活動することになるワケです。配属先の巻き込み方がわからないまま半年過ぎてしまってこのままだと完全に「何やってるか分からん人」になるので、Facebookでいっぱい繋がって活動のこと書いていくとか、ワツァップで課のグループ作って活動写真送りつけていくとか、ラオ人向け情報発信もがんばるぞー。

 

Made in Laos 2019

 

ラオスの食品や手工芸に関わる活動をしていくにあたって、情報収集というのはとても大切です。しかし、インターネットから得られる情報はあまりに少なく、何か調べたいことがあればFacebookで血眼になって探す日々。ですので、任地に居ても入ってこない商品がぎゅっと詰まっているエキシビジョンやイベントはとっても貴重な機会。

 

7月最初の総会の時は、たまたまビエンチャンカレッジという大学で行われたイベントに参加しました。このイベントでは、若いクリエイターさんやNGO・NPOが運営するクラフトショップの商品、クラフトビール、そして美味しいチーズの盛り合わせなどが並んでいました(後半関係ないけど幸せでしたありがとうございました)。

 

今回行ったのは『Made in Laos 2019』。首都ビエンチャンですと、こういった大きい展示会は「ITECC」という商業施設で開催されます。ラオス各地の布、手工芸品、食品、医薬品などを一度に見ることができます。生産者さんのFacebookでこのイベントのことを知って、行きたいと思っていたところ、ちょうど新規隊員さんの歓迎会と日が重なっていました!!ラッキー!!上京だ上京だ~~~!!!

 

自分の任地の商品に足りないものは何か、ラオス国内の企業がどのレベルのものを生産できているか、どの地方にどんな特産物があるか、どんなパッケージングを使っているかなど、色んなことを考えながらMR。MRという名の、お買い物。

 

 

こんな風に生産者さんがブースを出しています。

 

24日の生産者視察の後上京して、25日に先輩隊員と一緒にITECCへ。張り切って10時前に着いたら「10時までは入れないよ!」と。そして律義に10時まで待って入ってみると、中のブースは1/3ほどしか開いていませんでした。そういうとこや!!好きやラオス!!!!!

 

職種は全く違う先輩なのですが、ラオスのこと、布のこと、たくさん教えてもらえて、一人で行くより断然収穫が多い見学になりました。「この縦のラインに南部を感じるんだよなぁ・・」は名言だと思います。ありがとうございました!

 

そしてその日の晩イベントの事を話したら、たまたま上京していた同期が行ってみたいと言ってくれたので、翌日26日ももう1度行くことに。前日先輩に教えてもらったことをあたかも自分で勉強したかのようにドヤ顔で話しながらお買い物。

 

二日間でかなり使いましたが、「これは自己投資だ。他県の良い商品を購入して、自分自身で試して、活動に活かしていくんだ。」と言い聞かせました。

 

そんなわけで、ITECCで出会ったいくつかの商品をご紹介します。

 

 

こちら、私の配属先のビエンチャン県は『ケオウドム』という村のODOP商品生産者グループのブース。マルベリー(桑)の実を使った、ワインやシロップ、桑の葉のお茶などを生産しています。

 

写真左の小さいペットボトルがマルベリーのエキスなのですが、これ、ソーダで割って飲むと本当に美味しいんです!!

 

 

フルーツビネガーを想像していただくと味が分かり易いかと思いますが、そのまま原液で飲むと結構つーーーんとすっぱい!酸味に負けないぐらい甘みも強いので、私はマルベリーエキス薄めで、ライムをたっぷり絞ってソーダウォーターで割って飲むのが好きです。ライムのビタミンやクエン酸もたっぷり摂れて疲労回復!うだるような暑さの日にぐびぐび飲みたくなる味です。

 

マルベリーといえば、カリウムやビタミンCがとっても豊富です。この国の食べ物、基本的に味付けがとっても濃いので、カリウムたっぷりのマルベリーはとてもありがたい存在。亜鉛や鉄、抗酸化作用のあるポリフェノールも含まれていて、更にはアミノ酸組成のバランスも良いので、特に女性に嬉しい果物なんですよね。

 

桑の葉は、日本でも中国でも漢方として重宝されてきた生薬でもあります。日本薬局方(厚生労働省が、医薬品の品質や薬効を適正に確保するために定めた規格、基準)によると、日本では桑の根の部分の表皮を剥いだものが「桑白皮」という漢方薬として流通しているようで、抗菌作用が認められています。そのほかの実、枝、幹などは健康食品として売られているようです。血糖値や血圧を下げる効果もあり、生活習慣病の予防やダイエットの補助にもなるとのこと。

 

今度伝統療法士のおばあちゃんが事務所に来たらラオスではどういう風に処方されてるのか聞いてみよう。

 

 

 

他にも、値段を聞くことすら躊躇う『フアパン県サムヌア地方』のパービヤンやシンに大興奮したり(任地での1か月の生活費が余裕で飛びます)、

 

 

水道菅で作られた、民族楽器を吹く置物に愛着が涌いてみたり、

 

 

タイル―族のケミカルな織物に心奪われたり(何で買わなかったんだろう・・・)。

 

 

ラオスの南部はコーヒー栽培、北部ではお茶の栽培も盛んで、ボラベン高原のコーヒーやポンサリーのお茶なども並んでいました。

 

 

 

やってしまったのがここ。シンがたくさん並んでいるなかに、私の任地では見かけない可愛い模様を見つけてしまい、斜め前のポンサリーのお茶やさんのお母さんが「ええやんええやん!!」とちゃちゃを入れにきて、

 

 

えええ・・・・可愛い・・・・となった結果、

 

 

迷いに迷って1日目に1枚買って、

 

 

2日目におかわりしちゃいました(笑)結局どっちも買うんかーい。

  

なんてったってこれ、1枚2000円以下。裏地はもともとついているので、お仕立ては2着で900円ぐらいでした。いつも大家さんの親戚の仕立て屋さんに頼むのですが、最近とても安くしてくれます。でもものすごく丁寧に、そしてすぐに仕上げてくれるんです。ありがたい!

 

買った生地はせっかくなので、

 

 

 

1枚はシンに、

 

 

もう1枚はスカートにしました。

 

ちゃんと一番きれいなところがセンターに来るようにどちらも調節されています。お母さん・・・天才か?

 

 

ドミトリーに先輩が置いていってくださった藍染の絣布のスカートを持っていって、「これと同じ感じで、でも柄が切れないように長めに仕立てて!」とお願いしたのですが、言い忘れてたスリットを勝手に入れてくれるあたり、本当に天才か???

 

藍染のスカート、サイズはぴったりなんですが、大股の私には少し歩きにくかったので、スリットが入ってちょうどよくなりました(笑)

 

職場の同僚に聞いてみると、シェンクワンの低地ラオ族のものということには間違いなさそうなのですが、「ລາວພວນ族」「ໄທແດງ族」のどちらかだそうで、何族のものかは特定できずじまいでした。知ってる方、教えてください!どっちにせよ可愛すぎるわ。ベッドに広げて、一人でにんまり。幸せだー!

 

 

で、視察はと言いますと、いつも任地でお世話になってる生産者さんにも挨拶に行けたし、食品のパッケージングの参考になる会社も見つかったし、色々な県の布を使って商品を作っているラオス人のデザイナーさんにも出会えたし、なかなか収穫多き時間になりました。反省点があるとしたら、今度からはもう少し財布のお金を抜いていこうと思いました・・・。

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中国のコスパ最強食べるラー油”ラオガンマ”にドはまりした話。

さばいでぃー!

こんにちは、ラオスのラオ子です。日本はゴールデンウィーク10連休だそうですね。誰か来てくれてもよかったんちゃうんか?とプチ憤慨しつつ日々の活動に勤しんでいます、ラオスのラオ子です。

 

 

ビエンカムに来て2カ月が経ちました。このへんのブログを読み返して、なんてこった、あの頃のフレッシュな気持ちを返してくれ、と言いたくなるぐらい、任地に慣れてのんびり生活中です。任地に居る隊員は私ひとりだけ。外国人定住者は、話によるとあと2人~3人いる??らしいのですが、日本人は居ないみたいです。ビエンカムで検索してもらったらSEO対策ばっちりだぜイェーイ!と思ったのですが、ビエンカムって色んな場所にある地名で、しかもそっちのほうが有名みたいで、全然でした。残念無念・・・。

 

ラオガンマにハマりました。

首都に行けば日本の食材はある程度手に入りますが、なんせ割高。だばだば使えるものではありません。そこで私は、食べるラー油を自作して、せっせと野菜やご飯を食べるつもりでいました。そんな折に、訓練所で同じ生活班だった東ティモール隊員が、とってもナイスすぎるタイミングで教えてくれた「ラオガンマ」なる調味料。

 

 

bci.hatenablog.com

 

Twitterで流れてきたこちらのブログに詳しく書かれすぎているので、私からの説明は何も要らない・・・とにかく食べてみてください!!と言いたいぐらいの美味しさなんですが、せっかくなので少しだけ。(買うときめちゃめちゃ参考にさせていただきました!ありがとうございます。そしてこれからもお世話になります。)

 

ラオスのラオガンマ売り場

 

首都ビエンチャンのホームアイディアールのことはこれから「ラオガンマ売り場」と呼ぼうかなあと思っております。

中国のコスパ最強食べるラー油「ラオガンマ」は、ホームアイディアールの中華食材売り場のコーナーに、ぜいたくにフェイスを使って並べられています。 

 

 

リンクを貼らせていただいたページほどの種類は無いのですが、4種類ぐらい置いてあったように思います。

 

 

その中で私がチョイスしたのはこの2つ。

 

大瓶(左) 牛肉豆鼓辣油辣三丁油辣椒(三種ミックス辣油)

15000KIP(=192円)

小瓶(右) 油辣椒・牛肉豆鼓辣油

13000KIP (=166円)

 

え・・・安い。

 

大丈夫か?

 

と少し心配になりましたが、HACCP、ISO14001、緑色食品(中国の品質証明)取得済みなので、安心して食べられそうです。

 

特に途上国において、食品にハサップとISOがついてる安心感・・・すさまじい。すさまじい・・・!!「緑色食品」というのは初めて聞いたのですが、中国で生まれた品質証明商標で、今は日本をはじめ8つの国と地域で商標化されているみたいです。知らなんだ!!

 

ちなみに、パッケージの上からラオ語で貼られている小さな紙は「唐辛子の調味料(マックペット=唐辛子、ジェオ=つけダレのような調味料)」と書かれています。そうだよな、中国語のみのパッケージ、説明なかったらわからんわな。(私もわからん)・・・って、どっちも同じこと書いてるから結局違いは分からないんですけど(笑)

 

 

 

 

ちなみに、この、一見おっちゃんかと思ってしまう絵は、創始者の女性だそうです。

 

自分の名前が書けなかったという創始者の陶華碧さんが、田舎の町のさらに田舎で細々と始めた麺屋で提供していた自家製ラー油が美味しいと人気を呼び、ラー油工場を作るに至って、2018年の営業収入はなんと720億円。どういうこと。

 

”ケニアのHUAWEI食堂にもラオガンマが…”と書いてる記事を見つけたので、もしかしたらアフリカの隊員にもワンチャンある話かもしれません。あったらいいな。あったら、幸せになるよ。探してみてね。

 

さぁてさぁて。食べましょうかね。

 

牛肉豆鼓辣油辣三丁油辣椒(三種ミックス辣油)

 

 

ではまず、大瓶のほうから。

 

蓋を開けると、ザーサイの独特の香りが広がります。そして、かりかりした豆腐と、落花生が、これでもかとてんこ盛りに。

 

 

もっとオイリーなのかと思っていましたが、めちゃめちゃ具沢山です。

 

 

ご飯にのっけるとこんなかんじ。

 

ザーサイが好きな人はきっとドはまりすると思います!落花生だけぽりぽり食べるもよし、ご飯にかけるもよし、生野菜と和えるもよし。見た目ほど辛くないので、ばくばくいけちゃいます。やばいなこりゃ。

 

続きまして。

 

油辣椒・牛肉豆鼓辣油

 

おお、こっちはオイリー。

 

 

スプーンですくい上げると、こんな感じ。肉と味噌が、超こってり。こちらはごろごろの具材は入っていません。

 

 

ご飯に載せたところ。山椒の風味が華やかで、先に紹介したものよりもピリ辛です。とにかくご飯によく合う。めちゃめちゃ危険。これでカオニャオ(蒸したもち米)なんてあったら、もう、めっちゃめちゃ危険。永遠に食べちゃう。

 

活用方法

 

手始めに、たたきキュウリと和えてみました。こっちの太いキュウリ、ばんっと勢いよく叩いたら中から種が飛んで行って絶望しながら片付けたので、今度から気を付けようと思います・・・。でも包丁で切ってしまうとうまく絡まないから、たたきキュウリ推奨。

写真のものは具沢山のほうでやったものですが、どっちでやっても美味しかったです。軽く塩を振って揉んでから、かたく絞ってやると、水っぽくならず、ラオガンマも薄まらず、食べられます。これ、一生食べていられます。エターナルおやつ。

 

チャーハンにしたら美味しいという記事を見つけたので、それもやってみました。

 

 

あ、あァ、・・・・ (言葉を忘れた人)

 

このためだけに、チャーハン用にお米炊いちゃいましたよ。こっちのお米の、ハズレだったやつですが(笑)みりんとお塩とごま油ほんの少し入れて。離れもよくなるし、ごはんの味も多少よくなる。

具材はシンプルに卵のみ、味付けはもちろんラオガンマのみ。辛さだけだと思うなかれ、しっかり具材のコクが感じられます。卵とラオガンマのみで十分。他には、何も、いらない。これザーサイ入ってるほうでやっても絶対美味しいな。

 

 

そして調子に乗った私は、餃子につけても美味しいかな??と思いつき、それもやってみました。

 

 

皮から手づくり(売ってないから)。紫蘇がもっさもさで1束30円ぐらいだったので、これでもかと入れてみました。西日照り付けるトタン屋根の素敵なキッチンで、天井雨漏りしてる??ってぐらい汗ぼったぼたに垂らしながら、無心で2時間かかって包みましたよ。達成感だけで既に美味しいわ。

 

具材は、豚肉、紫蘇、玉葱、ひき肉、しょうが、大蒜、 貝柱スープ、創味シャンタン、塩、醤油、 砂糖、ごま油。

皮は、中力粉230g、餅粉20g、ぬるま湯160g、塩小さじ1ぐらいでやってみました。ひたすらこねるだけ。

麺棒無いので、ミニソーで買ったタンブラー使って生地を伸ばしたのですが、1枚伸ばしては包んで、とやっていたので結構時間がかかってしまいました。生地が乾燥する&具材が危ないので、次回はこの点を改善していきたいと思います。PDCAサイクル、回します。

 

こんがり焼けましたので、いざ!実食!

 

 

ウワアアアアアアアアアア!!!

 

いや、ほんとに美味しいです。やばい。紫蘇たっぷりの爽やかな具材ともっちもちの皮に、ぴりっとコクがあって山椒の華やかな香りが広がるラオガンマが、合う!!!!全世界の皆さん!餃子には!ラオガンマです!!!!!!!

 

残念だったのは、これがこっちの豚肉の限界なのか、結構混ぜたつもりだったのに具材が硬かったです。(脂身少ないところ選んだのが余計だったかな・・・。)次回は買った後自分でもう一回叩いてみようかな。そして、乾季の一番暑い時期の一番暑い時間に一人でやることではないです。苦行以外の何物でもありませんでした。

 

でも、それを上回る幸福を得られたのでヨシとします。

 

ということで

ラオガンマの良いところは、とにかく安くて、美味くて、汎用性が高いところです。これで肉焼いても美味しそう。テラピアにつけて食べてもよさそう。カオニャオにも合うし、生野菜もチャーハンも簡単に美味しくなるし、手間もかからんし・・・。ラオ子はこれから、ラオガンマ生活に突入します。今度首都に上がったら別のラオガンマも買いたいと思います。

 

2018-3次隊、ラオガンマ隊員 ラオスのラオ子がお送りしました。

 

ちょっと悔しいこと

 

なんとなく平成のうちにあげたくて4月30日に滑り込みセーフしたんですが、令和前夜で大盛り上がりとかいう事情を全く把握していなくて、思っていたほどアクセスが伸びませんでした・・・(悲)

自分が主張したいことはガンガンしていくスタンスで生きてるので、この食べ物記事に釣られてリンク踏んだ方にも是非読んで頂ければと思います。

 

そしてなんとなくで始めたみんなのリンク集も良い感じに数が増えて楽しくなってきました。世界中の隊員、海外在住さんのブログばかり集めているので、ぜひこちらもアクセスしてみてください。いや~~~・・・、みんな、みんな癖が強い!癖が強いんや!癖しか無いんや!!(褒めてます)

 

https://www.instagram.com/p/Bw7TNbmlQaY/

 

それから最近、お絵かきにはまりました。画材は、ノート、シャーペン、トイレットペーパーです(笑)

大家の孫ちゃん描いて、こないだこの写真見せたら「ちょっと母さん!ラオ子が描いたんだって!ちょっとちょっと!!」「なになに!まぁぁ~~~可愛い!!ワツァップに送って!!」と大喜びしてくれました。嬉。画用紙に描いて渡したいけど画用紙売ってない。ラオガンマと一緒に都会で仕入れなければ!

 

追記:

ラオガンマシリーズ(笑)

 

卵に混ぜて、豚の角煮で作った焼き飯くるんでみた。うまい。

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ラオスのややこしいデータSIMのパッケージをややこしく検討してみました。

さばいでぃー!

こんにちは、ラオスのラオ子です。

私の活動地ヴィエンカム郡を縦断する唯一の舗装道路上を

郡の端から端まで歩いてみましたが

「Free Wi-Fi」の文字がひとつも見当たりません。

ポンホーン市場からナクア市場までの7kmで

本当に一軒もありません。

東南アジアはWi-Fi天国だと思っていたら大間違いですぞ!!

(自分に言ってます)

 

4月4日に引っ越しを控えていますが、

家にFTTHやADSL引くのも結構かかるし、

(そもそもFTTHあるのか?笑)

固定回線で引いたら外出先で全く恩恵受けないし

どうしたものか・・・と思い、

めんどくさくて今まで逃げていた

「競合2社のプランをぜんぶ比較する」という作業を

この機にやってみました。

 

ラオスの携帯電話事情

今のところ私が関わっているラオスの人たちは、

みんな携帯電話を持っています。

スマホとガラケの2台持ちをしている人も多数。

私のオフィスの人は、スマホをデータ通信用、

ガラケを通話用(家族や友達と同じSIMにして通信料を抑える)に

していると言っていました。

 

カンボジア、ベトナム、タイ、ラオス、

どの国も使い方はだいたい同じで、

街中で売っているSIMカードと

VAT(番号が書かれたスクラッチカード)を購入し、

番号を打ち込むとその分のお金がチャージされます。

ラオスの場合、その後に「パッケージ」を打ち込むことで

実際の通信が出来るようになります。

ポストペイド式(後払い)もありますが

何があるか分からないので使いません。

 

 

f:id:candyman0618:20190329202752p:plain

パッケージは会社ごとに数種類用意されており、

価格も容量も使える日数も様々でとてもややこしいです。

どれがお得なのか考えるのも面倒になって

いつも同じパッケージを使っていますが、多分結構損してます(笑)

 

こういうのは最初のうちにやっておくのが大切だと思ったので、

実際どんなパッケージがあるのか、

大手2社を実際に比較してみることにしました。 

 

 

ラオスのデータSIM大手2社とは

ラオスでメジャーな2社といえば、

「Lao Telecom」「Unitel」です。

 

ラオスは山が多い国。GoogleEarthで見ても緑だらけです。

 

私の任地は割と平坦な地形ですが、

地方に行くと電波の届きにくい場所があるとの前情報を得ていたため、

国内最大手のLao TelecomのデータSIMを着任翌日に購入。

 

もう一社の大手通信会社Unitelは

ラオス軍とベトナム軍が運用しているキャリアだそうで、

先輩方が着任数日後に市場を案内してくださったときに

皆が購入していたのはこのUnitelのSIMでした。

 

他にもETLやBeeLineといったキャリアもありますが、

ETLはぱっと見でお得感が無く、

BeeLineも「同じキャリア同士での通話が格安」という

メリットを享受できなければあまり魅力がなかったので、

この比較から外しました。

 

まずはプラン一覧

SIM GB DAY KIP
LaoTelecom 5 1 1 5,000
LaoTelecom 6 7 30 50,000
LaoTelecom 10 2 7 10,000
LaoTelecom 11 25 30 150,000
LaoTelecom 12 60 30 250,000
LaoTelecom 13 93 90 700,000
LaoTelecom 14 189 180 1,500,000
LaoTelecom 16 390 365 3,000,000
LaoTelecom 57 5 3 10,000
LaoTelecom 58 7 7 25,000
Unitel 21 1 1 5,000
Unitel 22 2 5 10,000
Unitel 24 5 30 50,000
Unitel 25 12 30 120,000
Unitel 28 60 30 300,000
Unitel 30 6 2 10,000
Unitel 32 30 30 200,000
Unitel 33 5 3 10,000

 

※「#」は、パッケージにつけられた番号ではなく、

それぞれのパッケージを買うときに入力する実際の番号です。

 

こう並べてみても本当にややこしい。

基本は、パッケージの使用期限が短いほど

1GBあたりの値段が安くなり、

パッケージの使用期限が長くなるほど

1GBあたりの値段も高くなるイメージです。

 

例えばUnitelの#30は、

10,000KIPで6GB、使用期限は2日間です。

確かにめちゃめちゃお得なんですけれども、

PCにSIM直刺しするときやポケットWi-Fiを使う場合

2日に1回スマホに刺してチャージするのは

めちゃめちゃめんどくさいです。

それに、いくら家にWi-Fiがなくても2日で6GBは使いません。

きっと体調悪くて家に引きこもる時と、

大量にダウンロードするとき、バックアップ取るときぐらい。

 

それから、私の場合は、

・スマホ(メイン機/デュアルSIM対応)

・タブレット(サブ/SIMフリー)

・PC(SIM直刺しOK)

の3台持ちです。

ポケットWi-Fiはチャージが面倒という上記理由により、

サブのタブレットをテザリングしてPCとスマホを使っています。

タブレットを持ち歩くのが面倒なときは、

メインのスマホのデータSIMを使用。

データ使用量から考えると、メインのスマホのデータSIMは

大容量でなくてもランニングコストの低いもの、

サブのタブレット(テザリングの親機)は

使用期限が短くても容量の大きいもの

を選ぶのがお得に使えるポイントになりそうです。

 

なんかもう、パッと見て、ピッと決められる表はないのか!!

 

そうですね、作ったらいいですね。

(プランによっては、期限内であれば通信容量を安価で追加できる

おかわり的サービスもありますが、それを入れだすと

頭がパンクしそうだったので今回は考慮しておりません。)

 

LaoTelecom VS Unitel データSIM比較表

まずそれぞれのパッケージに対して

  • KIP/GB 1GBあたりの価格
  • KIP/day 1日あたりの価格
  • GB/day 1日あたり使える容量

を計算してみました。

上位3位は、同率順位がある場合は4位、5位まで

1位(赤色)2位(緑色)、3位(青色)で色付けしています。

 

SIM # GB DAY KIP KIP/GB KIP/DAY GB/day
LaoTelecom 5 1 1 5,000 5,000 5,000 1.0000
LaoTelecom 6 7 30 50,000 7,143 1,667② 0.2333
LaoTelecom 10 2 7 10,000 6,667 1,429① 0.2143
LaoTelecom 11 25 30 150,000 6,000 5,000 0.8333
LaoTelecom 12 60 30 250,000 4,167 8,333 2.0000②
LaoTelecom 13 93 90 700,000 7,527 7,778 1.0333
LaoTelecom 14 189 180 1,500,000 7,937 8,333 1.0500
LaoTelecom 16 390 365 3,000,000 7,692 8,219 1.0685
LaoTelecom 57 5 3 10,000 2,000② 3,333 1.6667③
LaoTelecom 58 7 7 25,000 3,571③ 3,571 1.0000
Unitel 21 1 1 5,000 5,000 5,000 1.0000
Unitel 22 2 5 10,000 5,000 2,000③ 0.4000
Unitel 24 5 30 50,000 10,000 1,667② 0.1667
Unitel 25 12 30 120,000 10,000 4,000 0.4000
Unitel 28 60 30 300,000 5,000 10,000 2.0000②
Unitel 30 6 2 10,000 1,667① 5,000 3.0000①
Unitel 32 30 30 200,000 6,667 6,667 1.0000
Unitel 33 5 3 10,000 2,000② 3,333 1.6667③

 

これを見たら1GBあたりの容量がぶっちぎりで安いのは

Unitelの#30ということがお分かりいただけると思います。

LaoTeleomの#57とUnitelの#33は全く同じプランで同率2位。

私の場合、スマホと一眼で撮った写真は

GooglePhotoとHDDにバックアップを取っているので、

容量が嵩みそうなときはこのあたりのプランが助かりそうです。

余ったら時差関係なくこれでもかとテレビ電話かけてやりたい。(迷惑)

 

低画質(144p)でYoutubeを見た場合の通信料は

1時間で約120MBだったので、単純計算すると

6GB/2日のパッケージで50時間、

5GB/3日のパッケージで41時間視聴できることになります。

画質を求めなければUnitelの#30では2時間余る計算ですね。

Spotifyで音質落としたら10分で7.2MB、

理論上6GBのパッケージで138時間フル稼働できることになります。

そんなに要るかな・・・(笑)

でもこれぐらいの通信量なら遠慮せずSpotifyで音楽が楽しめそうです。

それが分かっただけで幸せ。

 

 

逆に、私のメインのスマホのように、

常にスタンバイしていて欲しいけどそこまで通信量は多くない、

という場合ですね。

ランニングコストが低いものが欲しい。

LaoTelecomの#10は1日あたり1,429KIP(=20円)で使えますが

通信容量が2GBだけだと結構すぐに無くなってしまいそうです。

また、1GBあたり6667KIP(=86円)と、他に比べて結構割高。

あんまり使わないけどインターネット回線には繋いでおきたいなら

このプランが良いかと思いますが、

もう少し使いたいな~というときに1か月あたりの

ランニングコストと通信容量で丁度よさげなもの、どれ・・・。

 

そこで、30日間使った場合のランニングコストを

別の表にまとめてみました。

 

それぞれのパッケージに対して

  • Fee/30d パッケージを30日間使い続けた時の金額 
  • GB/30d パッケージを30日間使い続けた時の通信容量

を、上の表と同じように順位付けしました。

 

SIM GB DAY KIP Fee/30d GB/30d
LaoTelecom 5 1 1 5,000 150,000 30
LaoTelecom 6 7 30 50,000 50,000② 7
LaoTelecom 10 2 7 10,000 42,857① 6
LaoTelecom 11 25 30 150,000 150,000 25
LaoTelecom 12 60 30 250,000 250,000 60②
LaoTelecom 13 93 90 700,000 233,333 31
LaoTelecom 14 189 180 1,500,000 250,000 32
LaoTelecom 16 390 365 3,000,000 246,575 32
LaoTelecom 57 5 3 10,000 100,000 50③
LaoTelecom 58 7 7 25,000 107,143 30
Unitel 21 1 1 5,000 150,000 30
Unitel 22 2 5 10,000 60,000③ 12
Unitel 24 5 30 50,000 50,000② 5
Unitel 25 12 30 120,000 120,000 12
Unitel 28 60 30 300,000 300,000 60②
Unitel 30 6 2 10,000 150,000 90①
Unitel 32 30 30 200,000 200,000 30
Unitel 33 5 3 10,000 100,000 50③

 

といっても、表現を変えただけなので先ほどの表と順位は一緒。

30日まるっと同じプランで行った場合のランニングコストと、

パッケージの合計容量はこんな感じになりました。

算数できないマンにはこちらのほうがイメージしやすいのです。。。

 

LaoTelecomの#6とUnitelの#24は、価格は同じですが

2GB多く使えるLaoTelecomに軍配があがります。

30日間で使い切ればいいので、

7日で期限が切れる最安のLaoTelecomの#10を

ちまちまチャージするよりも無駄は少なそうです。

一番最初はこの30日で使い切るプランのどちらかにして、

だいたい何日で使い切るか、または30日後にどれぐらい残っているか

試してみるといいかもしれません。

 

Unitelの#22の12GBで60,000KIPのプランだと

ひと月あたり10,000KIPの差で#24の1.7倍に容量を増やせます。

そう考えると、Lao Telecomの#6を選んで

10,000KIP削れるかわりに容量を約半分にするのは

なんとなくもったいない感じ・・・。(笑)

もしもLaoTelecomの#6をすぐ使いきってしまったなら

第2選択肢としてはUnitelの#22になりそうです。

でもそんなに使うかなあ。わからんなあ。

 

まとまらないまとめ

思ったことをいろいろ書きすぎたので

ここらでちょっと整頓してみます。

 

短期間で大容量を使うなら!

Unitelの#30 (10,000KIP/6GB/2days)

 

Unitelの#30を使い切る自信ないけどお得に短期間で大容量通信したい!

LaoTelecomの#57、Unitelの#33(10,000KIP/5GB/3days)

LaoTelecomの#58(25,000KIP/7GB/7days)

 

1か月でどれぐらい使うか安いプランで試してみたい!

→LaoTelecomの#6(50,000KIP/7GB/30days)

→Unitelの#24(50,000KIP/5GB/30days)

 

長期間安定してインターネットに繋いでおきたい!

とにかく安くしたい→LaoTelecomの #10 (10,000KIP/2GB/7days)

#10では足りない→Unitelの#22(10,000KIP/2GB/5days)

 

こんな感じでしょうか。

 

盲点ありまくりそう。計算間違ってそう。

本当に算数できない人間なので

いや全然違うやろって心の中でつっこんだ方

ぜひ教えてください。お願いします。

 

 

簡単なデータ節約方法 

 

iPhoneでは使えないようですが、androidユーザーの場合は

Google Datallyというアプリがあると便利です。

バックグラウンドで走っているアプリを止められるので

データ使用量を最大30%削減できるようです。

1日の上限を決められたり、使用量をリアルタイムで把握できたり、

プランを検討するにあたって重宝しそう。

私もまだ使い始めたばかりですが・・・。

 

 

また、BCELという口座を持っている方は、

アプリをインストールするとこちらからお金のやりとりが出来て

大変便利です。

 

ローカルレストランでも、QRコードを読み込むだけの

「Onepay」が使えるところがあって驚くのですが、

送金や請求、各種支払いもこちらから可能。

 

 

一番驚いたのがこれ、電話番号を入力したら

ここからチャージができるんです!!感動したー!!!

しかも4社に対応しています。

それなりにまとまった金額を入れてパッケージを買いたいときに

少額のVATしか手に入らなくて、何枚もスクラッチしては入力する・・・

という手間が省けます。よっしゃーーー!

 

おわり。

というわけで、完全なやっつけ仕事になりましたので、

「いやコッチのプランのがええやろwww」っていうのがあれば

こっそり教えていただければ幸いです。こーこーぷちゃい。