さばいでぃー!
みなさんこんにちは!ラオスのラオ子です。
書き溜めをしていたのですが、先に④を公開するという粗相を・・・
・・・そういうとこやぞ私!!!
いろいろ「あれやりたい!」「これもやる!」と書いてみましたが、私は一度スイッチをONにすると飽きるか壊れるまでOFFにできない一点集中猪突猛進型なので、今はこのラオ語読み書き講座づくりが楽しくて楽しくてたまりません。そして、(分かってはいましたが)TOEICの5月の試験も中止になるようですので、この読み書き講座にリソースを全部使えと言われているんだと思って全力でやろうと思います。
各SNSでシェアしてくださっている方、本当にありがとうございます!文字が読める楽しさ、自分で学習ができる楽しさを、ラオ語を通じて知った私にとって、このコンテンツを見て誰かひとりでもラオ語やラオスに興味を持ってもらえたら、それより嬉しいことはありません!まだこのコンテンツを知らない誰かに届きますように-!
今日は、母音の続きです!
前回は、基本母音についての勉強でした。
実は母音にはもう少し種類があって、
二重母音
特別母音
の2種類を覚えると、母音を完璧にマスターできます!今日は、それらを全部まとめて勉強していこうと思います。
前回使ったこの動画の52秒から、もしくは東京外大モジュールの二重母音・特別母音の音を聴きながら1文字1文字仲良くなっていきましょう。
二重母音
二重母音は以下の6種類です。
ia – iia
「いあ」と「いーあ」です。
上に貼ったYoutubeの動画では「ເxັຽະ」「ເxັຽ」と書かれていますが、これは旧字です。古い書類で見たことがありますが、新しい書き方のほうが
実はこの後、大人の都合でせっかく覚えた基本母音がちょっと変化します。基本母音も二重母音も共通なのですが、子音の上に「 ັ 」が乗っている音は全部短母音です。ちょっと頭の片隅に入れておいてくださいね。
ɯa – ɯɯa
「ɯ」この発音記号、基本母音でも見ましたね。「 ຶ 」「 ື 」です。
この二重母音は「うあ」、「うーあ」と発音します。基本母音同様、/ɯ/ の発音は、「い」の口の形で前歯がちょっと見えるようににこっと笑って「う」。そして、そのままちょっと口を広げて「あ」。それを繋げて、「うあ」、「うーあ」です。
ua – uua
こちらも「うあ」「うーあ」ですが、発音記号は「ua」「uua」です。口をすぼめた深い「う」からの「あ」です。
子音の上に「 ົ 」がのっかっていますが、これは基本母音の短母音「 ໂ x ະ 」が変化したもので、これも後々他の使い方をしますのでちょっとだけ覚えておいてください。
特別母音
ラオ語には更に4種類の「特別母音」と呼ばれるものがあります。どれも頻出するものばかりですのでさくっと覚えてしまいましょう。
ラオ語の母音だけを発音する時は、「ສະຫລະ xາ (さら・あー)」「ສະຫລະ ແxະ(さら・え)」と言うふうに、母音の前に「さら」と言います。そういえばホームステイ先の子どもたちも「さら・あ、さら・あー、さら・い、さら・いー」という風に音読して覚えていました。基本母音は「さら」の後にそれぞれの発音を言うだけなのですが、特別母音にはそれぞれ名前がついています。(これ何でなの?)
ay -sala ay may maay-
「あい」と発音しますが、この特別母音の名前は、「さら・あい まいまーい」です。なんで?
これが「 ກ 」についた場合の読み方は「kay」です。
ay -sala ay may muuan-
そしてこちらも「あい」ですが、「さら・あい まいむーあん」
これが「 ກ 」についた場合の読み方も「kay」です。上の「さら・あい まいまーい」」との発音の違いはありませんが、単語によって使い分けられていますので、どちらの「さら・あい」を使った言葉か覚えないと読み書きに困ります。ラオ人の人も結構間違えているイメージ。
aw -sala aw-
こちらは「あう」で、「さら・あう」
左右と上に母音がくっつくのはこの特別母音だけです。
am -sala am-
こちらは「あむ」で、「さら・あむ」
というわけで、今日のお勉強はこれにて終了です。いかがでしたでしょうか? こちらはラオス南部のチャンパサック県パクセ―という都市の、市街地のど真ん中でぺちゃんこになって死んでいたサソリちゃんです。
サソリって刺されたらめちゃめちゃ痛いんですって。だから、刺されたときにすぐ周りの人に助けを求められるように、ラオ語の勉強頑張りましょうね!!!
次回の話です
実は子音にはもう少し種類があって、
二重子音
低子音から高子音になる子音
末子音
と、あとちょっと文字の要素をマスターしたら、いよいよ「声調」のお話へと移っていくわけです。(で、フライング粗相をしたのでこのうち二つは終わらせました!)
覚えること多すぎやろ!!と怒りたい気持ちもわかります。でも、他の国の人たちからしたら、ひらがなに、カタカナに、そしてネイティブでさえマスターできない量の漢字に・・・と、日本語もなかなかタフさを必要とする言語です。我慢しましょう(笑)
それに、ラオ語は「識字」という高いハードルを越えればその先はそれほど難しくなくて、男性名詞と女性名詞で冠詞が変化して・・・とか、現在、過去、過去分詞、現在分詞、三単現・・・とか、そういう複雑な変化はしません。動詞はたった1種類。それさえ覚えてしまえば簡単な読み書きはできるようになります。
あと少し頑張ったら、あとはひたすら色んな言葉を書いて読んでいくだけです!!
おうち時間の隙間時間で、いままでの復習してみてくださいね。
わたしの任地にかかっている橋からの景色です。
この景色を一番一緒に見たであろう同任地隊員の声を久しぶりに聞いたら、閉じ込めていたラオスロスが爆発しました。
ああああああーーーーー 早く帰りたいなあー。